2012.8.22.夕焼け空に
- カテゴリ: 日記
- 2012/08/23 05:40:17
夕焼け空に
誘われて
ヒグラシじんわり
鳴き出した
優しい風が
渡るとき
桃色雲は
夢のなか
散歩の猫が
ごろりと寝れば
向こうにお日様
見送って
秋の虫の音
携えた
夜の帳が...
夕焼け空に
誘われて
ヒグラシじんわり
鳴き出した
優しい風が
渡るとき
桃色雲は
夢のなか
散歩の猫が
ごろりと寝れば
向こうにお日様
見送って
秋の虫の音
携えた
夜の帳が...
キンキン聞こえる
この音は
静かに耳を傾ける
あれから一年経ったかと
しみじみ想うカネタタキ
その名を教えてもらった日から
季節のリストに加わった
残暑の西日の射し込む庭の
涼のひととき感じ入る
コトコトとんとん
夕げの支度
見送る前に
机を囲む
ゆったり寛ぐ
それだけで
不思議と空気が和んでく
集う思いの
遥かな先の
短いようで
豊かなひととき
目に心地好いくらい
冴えた色した高い空
むくむく集うは綿のよう
白い巨体がやって来る
風に吹かれて拡がった
絨毯敷に聳え立ち
眩しい光も青さを背負い
両腕伸ばして包み込む
僅かな隙間を吹き抜けて
揺らすカーテン
濡らす窓
遠慮ないまま打ち付けて
ごうごうバチバチ
霰の土産
お空の向こうは賑やかに
巡る季節を伝え来る