Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

第一部:安価な古典の私物化

誰もが数百円の等価交換で手に入れる
均一に舗装された「知のインフラ」
その土台の低さを、自らの背の高さと錯覚し
あなたは背表紙の星の数を、貧しい階級章へと鋳直す配給された水道から、濁った泥水を汲み上げては
誰も辿り着けぬ深淵の聖水であると嘯(うそぶ)き
新参者の無知を憐れむ、その歪んだ指先
あなたが...

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塵の要塞、あるいはただの感想文

背表紙の星の数をヒエラルキーに換え
「知のインフラ」の平原で、一人だけの領地を誇示する
誰もが安価に触れられるはずのその導管から
自分だけが特権的な泥水を汲み上げたと嘯(うそぶ)き
あなたは今日も
誰の目にも留まらない、衒学(げんがく)の要塞を築いている権威を呪う思想の切れ端をパッチワークして
自ら...

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ガラスの絵葉書

ガラスの森の窓辺に ぽつんと置かれた
ちいさなオルゴールが いまも震へてゐる
それは遠い日の 賛美歌のやうな調べ
ひそかに夜の底へ ほどけては消えるもう届くことのない あおい手紙には
あなたの優しい文字が 残されてゐるのに
硝子(ガラス)の梢は ただつめたくさざめき
ぼくの呼ぶ声を 風のなかへ引き裂...

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ガラスの森(オルゴールの音色)

ガラスの森の奥で ひそかにまわる
錆びついた ちいさなオルゴール
だれの手もふれないのに かなしく狂ひ
かすかなネジの軋みを 風にまぎらすあのひとが好んだ 古いゆめのような調べ
硝子の葉と葉がふれあふ きらめきのなか
もういちどだけ ひびいておくれと
ぼくはつめたい幹に ひたいを寄せるけれど歌は 途...

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ガラスの森2

あんなにやさしかった あの日々のひとみ
いまは冷たい ガラスの梢に凍りついて
ぼくがいくら その名を呼びかけても
かすかな風の音(ね)となって あせるばかりもう二度と つぼみを開くことのない
透きとおる森の かなしい静けさのなかで
ぼくは失くしたものを ひとつひとつ数へる
それはきらきらと 指のすき...

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