Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

過去 北回り(ノースバウンド)の残響

アンカレッジの夜は、すべてを白く染め上げる。
街の灯りは遠く、凍った滑走路のように冷たい。俺の指先が、馴染んだグリップの感触をなぞる。
コルト.45。
その確実さだけが、この街で信じられる相棒。北回りのルートを選んだのは、過去を振り切るため。
だが、銃身に反射するオーロラは、
あの日の硝煙の色によく...

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満月と沈黙のスコッチ

満月の光が、引き潮の砂浜を青白く照らし出している。
昼間の喧騒が嘘のように、夜の海は凪いでいた。
寄せては返す波の音だけが、世界のすべてを支配しているかのように規則正しく響く。胸のポケットから取り出した古い携帯ラジオのスイッチを入れる。
かすかなノイズの向こうから、フランク・シナトラの『My Fun...

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砂の上のシナトラ

ジリジリと照りつける太陽が、アスファルトだけでなく俺の脳髄まで溶かしていく。
吹き抜ける海風は、タバコの煙を気怠く運ぶだけだ。ジーンズのポケットに突っ込んだ携帯ラジオから、フランク・シナトラの『My Funny Valentine』が聴こえてくる。
気怠い歌声が、真夏の砂浜に奇妙なほど溶け込んでいく...

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透明な旋律と、白き追憶の夜会

硝子の鍵盤が、月光を反射して透明なグランドピアノとして浮かび上がる。
集う人々はみな、純白のシルクとレースを纏った白い礼装。
19世紀のパリのサロンを思わせる、美しくも幻想的なショパンの夜会。
言葉なき広場に、いま、静寂を破る詩編が響き渡る。


【第一幕:硝子の響き】
静まり返った広場の中心
音の...

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