Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

草の海に臥して

草の海に ひとり沈んで
わたしは ため息をかさねる。ちぎれた雲は 遠く去り
もどらない時間を おきざりにした。ねえ どうか捜さないで。
このまま 風のなか
消えてゆく 淡いかげのやうに。かすかな秋の ひびきが
わたしの なみだを
つめたく さらつてゆくまで。

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銀のひかりに溶けるまで

草の海に ひとり沈んで 横たはれば
夜のしじまが そつと睫毛にふれてくる
あんなにいそいで去つた 雲のゆくへを
風のささやきだけが 知つてゐるのだらうあをい暗がりのなかで ひとつ、またひとつ
遠いまたたきが 涙のやうにこぼれおち
そこに名もない 青い花を咲かせる
ねえ どうかもう わたしを捜さないで...

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白樺のそよぐ夜に 星屑とこおろぎの丘

風の香が吹き抜ける 誰もゐない丘のうへを
白樺の葉のすれあふ音が かすかに闇にこぼれてゐる
見上げる天空の 凍てついた星屑らは
ぼくの届かない場所で ただ無口にまたたく足もとの茅萱のなかに こおろぎの細い銀の糸が
冷たい土の底へ たえ間なく沈んでゆく
それは だれに聴かれることもない祈り
夜のなかに...

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星屑とこおろぎの丘によせて(孤高の夜に)

ただひとつの足音もなく 夜は更けてゆき
丘のうへの枯れ草は 冷たく身をこわばらせる
見上げる天空の 凍てついた星屑らは
ぼくの届かない場所で ただ無口にまたたく草の根に こおろぎの細い銀の糸が
深い闇の底へ たえ間なく沈んでゆく
それは だれに聴かれることもない祈り
消え入るような ぼく自身の息づか...

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星屑とこおろぎの丘によせて

そよ風は かすかな草の匂いをはこび
藍色の闇のなかに ひそやかにひろがる
見上げる天空の またたく星屑らは
いつか失われた 古い約束のようだ足もとで こおろぎの細い銀の糸が
夜の深さのなかへ たえ間なくつむがれる
それは ぼくの心にのこる小さな歌
きみがもう忘れてしまった 消え入りそうな歌かなしみは...

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