Nicotto Town ニコッとタウン

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まりの

橋の下の家(1)

 月のない夜、私は家の者達が寝静まるのを待って床を抜け出した。昼のうちにこっそりと用意した荷物を背負い、物音を立てぬように家を出る。扉が閉まるかすかな音を、眠りの浅い誰かが耳にしたかもしれなかった。私は暫し扉の前で身動きもせず、家の中の気配に耳を澄ました。 ……&hell...

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友とランチ


今日は友達とランチしてきた。彼女とはこういう仲である。 ↓ ↓ ↓https://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=1690751&aid=75504787
待ち合わせは我が家の最寄り駅。暑い中、30分近く歩くのはちょっと私...

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限りなく続く音(12)

 車が山を越えると、町並みの向こうに海が見えてきた。 その時、私の胸に広がったのは、やはり郷愁だったのだろう。もう何年、海を見ていなかっただろうか。 私は大学進学を機に家を出た。東京の大学に進んで、一人暮らしを始めた。この故郷の海から離れるために、そして祖父の居た家から離れるために。 草太の命を奪っ...

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限りなく続く音(11)

 目覚めると、白い天井に光が四角い形に映っていた。それが時折揺れる。軽く首を動かすと、開け放した窓辺でカーテンが風に揺れていた。(朝だ) だが、私の部屋ではなかった。ここによく似た部屋を知っている。そこに居たのは、祖父だ。病院だとわかって、私はほっとした。(良かった、助かったんだ) だから草太も助か...

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限りなく続く音(10)

 私が草太を探しに出たのは夕刻だった。 母は私の手に包帯を巻きながら「そっとしといてあげなさい。そう遠くへ行ける筈もないし、すぐに戻るわよ」と言った。私は(お母さんがそう言うのだから、その方がいいのだろう)と思ったが、それは先刻の草太に恐れを感じたことへの言い訳だったかもしれない。 私は浜へと自転車...

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