【小説】友達の扉 上田海斗君視点 その⑥ お弁当
- カテゴリ: 自作小説
- 2025/01/20 23:19:15
ーーーー次の日のお昼休み
市原の奴、今日も、ぼっちめしか。。。。。。友達と食べたいんだろうな。。。。
「上田君、お弁当作ってきたの。よかったら、どうぞ♡」げっ!出たな!鬼龍院。「いつも、購買のパンじゃ身体に悪いわよ。」オレに、弁当作ってきてんじゃねえよ!「いらねえよ!」オレは、不機嫌そうに答えた。...
ーーーー次の日のお昼休み
市原の奴、今日も、ぼっちめしか。。。。。。友達と食べたいんだろうな。。。。
「上田君、お弁当作ってきたの。よかったら、どうぞ♡」げっ!出たな!鬼龍院。「いつも、購買のパンじゃ身体に悪いわよ。」オレに、弁当作ってきてんじゃねえよ!「いらねえよ!」オレは、不機嫌そうに答えた。...
ーーーー学校ーーーー5時限目
事件は、入学してから1週間目の古典の授業中に起こった。3回目の薫子先生の授業だ。1,2回目の授業のときは、市原さんをとばして出席をとって、完全に無視して授業をしていた。今日もまた無視するのかと思って、今日こそ、文句を言ってやろうと構えていた。
ところが今日は、薫子先生...
ーーーー上田家
「ただいま」「お帰りなさい。今日は海斗の好きな唐揚げよ。」かあさんがキッチンから出てきた。「あら、あまりいい顔してないわね。」かあさんはオレのほほをパチパチと叩いた。「学校でなにか嫌なことでもあったの?」かあさんが心配そうに聞いてきた。オレは、市原さんのことを話してみるか悩んだけど...
ーーーー次の日 学校
ーーーー教室
オレは市原さんが学校に来るか心配だった。誰かが教室に入ってくるたび、見るけど、市原さんじゃない。オレは廊下に出て、見てみたり、落ち着かない。誰かが教室の扉を閉めた。オレはちょっとイラっとした。次の瞬間、扉を開けて、市原さんが入ってきた。オレはホッとした。
「おは...
ーーーー教室
出席番号順に座らされた。オレは上田だから前から3番目だった。茶色い髪の彼女は、オレの前だった。
彼女の順番は2番目か。。。後姿が緊張してる。(クスッ)
「市原 萌香。。。。。。。」
市原 萌香って言うんだ。かわいい声だな♡と、そのとき、事件(?)は起った。
薫子先生は市原さんの自己紹...