晴れた日のぽんちゃん
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/09/08 11:31:16
さっき「海の見える町」という小説の続きは、もう本当にないかな?と、パソコン内の小説のフォルダを見ていたら、また、昔に書いた短いお話を見つけたので、載せるね。とっても短いけど、ちゃんと終わってるので、安心して読んでくださいな。
「晴れた日のぽんちゃん」
今日はとってもいい天気。
ぽんち...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
さっき「海の見える町」という小説の続きは、もう本当にないかな?と、パソコン内の小説のフォルダを見ていたら、また、昔に書いた短いお話を見つけたので、載せるね。とっても短いけど、ちゃんと終わってるので、安心して読んでくださいな。
「晴れた日のぽんちゃん」
今日はとってもいい天気。
ぽんち...
それから数日間、おれとはつみは浜辺で朝、会うのが習慣になった。はつみはおれのことを、さく、と呼んだ。少しこそばゆいけど、そんなふうに呼んでくれるのは嬉しかった。彼女と話すのはとても楽しかった。言葉がくるくると砂浜をまわって線を描き、宙を舞ってツバメのように滑らかに空を低く高く飛んでキラキラと輝いた。...
すいません、ちょっとシリアスな内容です。お疲れの方は無理して読まないでね。
アメリカと日本のとてもとても、とても大きな違いは、なんだろうね?
簡単です。
銃です。
2022年のアメリカ国内での銃による死亡者数は、18,000名を超える。ちなみに同じ年、2022年の日本での交通事故の死亡者数...
心のどこかでまた彼女に会えることを期待しながら、次の日の朝もまた朝食前に浜辺へ行った。
誰もいなかったので、少し落胆しながら浜辺を散歩した。
その次の日もまた早朝に浜辺に行った。
なんだか彼女がいた浜辺と、彼女がいない今の浜辺では色彩が違うように感じる。なんてことを思っていると、背後で声がした。
昨...
ベッド&ブレックファーストに戻ると、穏やかで香ばしい朝食の匂いがした。主人はキッチンでまだ料理しているようだ。おれが帰ってきたことに気づいたようで、キッチンから食堂へ出てきて、お帰りなさい。今朝はいい魚がたくさん手に入ったんです。今、お昼の仕込みをしていたんですよ。せっかく日本人のお客さんが...