喫茶タンジールでのこと その1
- カテゴリ: 自作小説
- 2022/06/30 11:01:38
僕の高校時代のことだが、電車通学で高校に通っている女の子と友達になった。明るいようで暗いような、奇妙な子だった。
少しやせぽっちで、髪は長くしていて、スカートも長めにしていた。
背が標準より高いし、落ち着いた感じがするので、同じ年の女の子と比較すると年上に見えた。
僕の学校は県内一の進学校で、高...
釣り師ジュンチャンのお気楽なブログ
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僕の高校時代のことだが、電車通学で高校に通っている女の子と友達になった。明るいようで暗いような、奇妙な子だった。
少しやせぽっちで、髪は長くしていて、スカートも長めにしていた。
背が標準より高いし、落ち着いた感じがするので、同じ年の女の子と比較すると年上に見えた。
僕の学校は県内一の進学校で、高...
今回の主役は牧師の子の「範久」 食料となった動物に許しを請いながら、焼肉に食いついたヤツのお話。
テニスに明け暮れたあの日々を、今「美しき日々」と言おう。
焼肉食べた日から1ヶ月が過ぎた。僕(リョーマ)と相撲取り(雄介)の華やかな日々は続いた。
あの試合後の全校朝礼で、僕...
日曜日の午後6時になろうとしていた。季節は中ごろの秋、10月のことだった。
食欲の秋とも言うこの季節、我ら中学生の胃袋は急成長し、留まることをしらない。
その典型が我が愛すべきペアの雄介だった。
「おかん、どんぶりで頼む」雄介はチアママが準備する間もなく、どんぶり飯を要求。
チアママ...
さて、いきなり1年生大会で市内優勝、それもあまり普段やってない軟式での出来事で、ペアの雄介は当然だろ、というような顔をしていたが、姿格好だけがリョーマ君そっくりさんの僕は、ほんとうはおろおろしていたのだ。
アー,優勝かー、頭がボーとして来て、何がなんだかわからない状態、この状態を、...
今は二輪で学校へ通い、韓国ドラマのヒーローたちのように学生生活を送っているのだが、中学生時代はいっぱしのテニスボーイだった。
テニスの王子様なる漫画がある。
僕は今とは違って小さい少年だったので、その漫画の主人公にそっくりだと、周りから言われていた。
その少年の名は、越前リョーマといい...
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