【第15話】黄昏のソロキャン
- カテゴリ: 日記
- 2021/07/20 20:58:51
「だからあ あっち行けって言ってるじゃないか」「いえ、なんだか耳が遠くなっちゃったのかな…先輩が何言ってるかわかりませんっ」「私も耳が遠くなったみたい… だから遠慮せずに、思う存分お話しくださいな」「しずかさんまでですかっ」着信するスマホを沙也加から受け取り、ふと顔上げる...
なんでも思いついたことを書いてます^^
「だからあ あっち行けって言ってるじゃないか」「いえ、なんだか耳が遠くなっちゃったのかな…先輩が何言ってるかわかりませんっ」「私も耳が遠くなったみたい… だから遠慮せずに、思う存分お話しくださいな」「しずかさんまでですかっ」着信するスマホを沙也加から受け取り、ふと顔上げる...
「よーし、青年っ!タープは完了だっ!カマドのほうはどうだ?」「クマさん…だから名前で呼んで下さいって言ってるでしょう?石積んで、隙間を土で埋めたから大丈夫、完成ですよ!」「天塚クン?今夜はしずか特製のアヒージョだよ!キノコとエビって、大丈夫だよね?」「はい、食べられますよ&hellip...
今回も、神田さん視点でのお話です。
「は…離してください、ささきさん…」あたしは不意に抱き竦められて、身動きがとれなくなっちゃった。しかもなんでか、声まで震えてる。でもしっかり、目だけは開いてたんだ。焚き火台の中に、燃え残りの炭がうっすらと赤く光ってて、それだけが視界に映...
「先輩… 傘、忘れてきちゃったね…」「あ、うん…そうだな…」
「先輩、晩ご飯まだでしょ?どっかファミレスとか寄っていきます?」「あ、うん…そうだな…」
「あ、そこの角に、吉野家ありますよ?」「あ、うん…...
結構強い雨足。俺の軽箱バンはフロントウインドウが滝のようになっていて。「先輩、この車ってやっぱり遅いですね~ほらまた抜かされたっ」大型トラックが、夜の国道を一気に、俺の車を置き去りに抜き去って行ったんだよな。
「うるさいなぁ… ちょっとは黙ってろよっ!」カーラジオからは某公共放送のアナ...