【第3話】黄昏のソロキャン
- カテゴリ: 自作小説
- 2021/06/14 21:41:23
「少年っ! そんな寂しそうな顔をするなっ!」クマさんがテントを設置し終え、俺の方を見てちょっと笑いながら大声で。「そうだよ。いくら沙織さんがいないからってさー 私たちだっているんだからねっ」テーブルで野菜を刻んでいるしずかさんが背中向けたまま乗っかってくる。「いえ 別に寂しくなんかないですよっ。てか...
なんでも思いついたことを書いてます^^
「少年っ! そんな寂しそうな顔をするなっ!」クマさんがテントを設置し終え、俺の方を見てちょっと笑いながら大声で。「そうだよ。いくら沙織さんがいないからってさー 私たちだっているんだからねっ」テーブルで野菜を刻んでいるしずかさんが背中向けたまま乗っかってくる。「いえ 別に寂しくなんかないですよっ。てか...
(今回は、神田さん視線での物語です)
ねみゅい… 眠い…
わぉ 朝だ。
私はがばっと起き上がり、ベッドの棚にある目覚まし時計を見たの。5:45…
あああ、寝坊だ。慌てて私はベッドから滑り降りて、ハンガーにかかったシャツを手にして、そのまま洗面所に走って行った...
冬キャンはやはりハードルが高い。正月が明けた3連休の最終日、天使坂キャンプ場はさすがのつわものどももほぼいないロケーション。
いちおう、初めてのことなので、結構準備してきたはずだったんだけどね。テントは汎用のだけど、シュラフはバイトで貯めた資金をフル活用したナンガのダウン。そしてベースには銀マット。...