雨揺れ動く想いに波紋が広がる
街灯に照らされる道の光を雨音がさざ波のように遮断している
今流れている優しい音楽は独り部屋にいる私の慰めとなり
眺める窓の外の薄暗い景色のトーンを少しだけ明るくしてくれている
雪はもう降ることが無いのだろうか
白く冷たい新雪の下に想いのすべてを埋めておきたいのに
あなた...
雨揺れ動く想いに波紋が広がる
街灯に照らされる道の光を雨音がさざ波のように遮断している
今流れている優しい音楽は独り部屋にいる私の慰めとなり
眺める窓の外の薄暗い景色のトーンを少しだけ明るくしてくれている
雪はもう降ることが無いのだろうか
白く冷たい新雪の下に想いのすべてを埋めておきたいのに
あなた...
鳥のさえずりが軽やかに聴こえる見上げると電柱が空に突き刺さっている
それは何処までも何処までも澄みきった青空だ
よく見るとその中に地表の自分が映し出されている
もしかしたら私の心が空を歩いているのかも知れない
空に映り込む自分が鳥と一緒に空を飛んでいる
もしかしたら鳥はあなたなのかも知れないわたしと...
朝起きて眠い頭でテーブルの前に立つ
何気なくスエットパンツをみたら何かが変
ぎょっ何と耳が出ている
何々これ大きな耳が垂れ下がっている
足の付け根から右も左も
この異変にたじろぐ自分寝ている間に足から耳が生えた
一瞬にして眠気が覚めたカフカの変身が頭をよぎる
自分の身に起こったのか?
よく見るとスエ...
雪が落ちてくる天からいくつもいくつも落ちてくる
寂しさを抱えながら悲しさを抱えながら
それは幾重にも重なり景色を埋めていく
それは凍えた手に触れ手にした蝋燭の明かりを冷たく揺らす
静かに讃美歌が聴こえるそれはせめてもの暖かなセレモニー
私は灯りを手にして街を歩く雪は泣いているのか
祈りの歌声にあなた...
真赤なギターが奏でる黒い旋律
心の奥に密かに集合したわだかまりがに浮かび上がる
そっと手にすくい黄色い陽にかざしてみる
その隙間から私の涙が流れ星のように流れた
地表に落ちて砕け散った雫は
海に流れ込むこともなく黒い地に吸い込まれていった
地に響く黒い旋律地に響く黒い旋律に
心の奥に密かに集合したわ...