突然の雨
0時を回っている
それは激しく窓ガラスをたたく
全てを破壊するような音で
私は口笛を吹いた
それは深夜のアクセント
雨音に消されて
誰にも聞こえない
高らかに
口笛を吹く
私だけが知っている秘密を
暴露するかのように
密かな想いを人前で
告白するかのように
恐いものは無い
今...
突然の雨
0時を回っている
それは激しく窓ガラスをたたく
全てを破壊するような音で
私は口笛を吹いた
それは深夜のアクセント
雨音に消されて
誰にも聞こえない
高らかに
口笛を吹く
私だけが知っている秘密を
暴露するかのように
密かな想いを人前で
告白するかのように
恐いものは無い
今...
雪が降る
夏の私に雪が降る
凍えそうな心に雪が降る
ひらひらひらと舞っている
太陽が白く燃えている
降りそそぐ光は暖かなオレンジ色
人の集う木陰が寒そう
光を求めて私はさまよう
天に両手を広げても
それは叶わない
ああ融ける事のない雪が
まだまだ降り積もっている