空白に爪を立てる
その傷口から愛の欠片が溢れ出る
暑い夏がやって来た
半年前
私は愛をはらんだのだ
吹雪く冬の日に
クリスマスキャンドルを見つめながら
それは疑いのないもの
確信だった
そして
あなたの影すら見えない春の日も
涙で霞む幻の中に
咲く花の香りの中にあなたを感じていた
空が...
空白に爪を立てる
その傷口から愛の欠片が溢れ出る
暑い夏がやって来た
半年前
私は愛をはらんだのだ
吹雪く冬の日に
クリスマスキャンドルを見つめながら
それは疑いのないもの
確信だった
そして
あなたの影すら見えない春の日も
涙で霞む幻の中に
咲く花の香りの中にあなたを感じていた
空が...
京都の夜
鴨川の土手の上
川面を見つめ
打ち上げ花火
ヒュルヒュルと天に舞い
落ちてくるは落下傘
ついでに見える空飛ぶ円盤
四条通を歩く
人、人、人
絣の着物が美しい
提灯が明るく鉾を照らしだす
新町通りに入る
夜店、芋を洗うような人
売り声に掛け声
それ以外は聞こえない
ここにも鉾はそそり立...