Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)

巨神ガンマーワン(15)

海底の巨大岩石に叩き付けられた海獣イプシロンツーは左脇腹の宇宙金属が損傷したが、エネルギーを集中し修復していた。

ブラッククラーケンがすかさず連射水中銃をとどめをさそうと発射した。

シューーーー

連射水中銃の弾が海獣イプシロンツーに向かって水の糸を引くように流れて行った。

海獣イプシロンツー...

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巨神ガンマーワン(13)

その2体目の物体は卵型で、下部の方が太くなっている。

よく見ると、卵型の上部に筋が出て来た。

その部分が、上方へパカツと傘のように開いた。

ババババババババーーーーーーーーン!

傘の部分が回転し出すと、そこから地上掃射砲が発射された。

シーコムの会場に銃弾が雨のように降り注いだ。

真鈴と...

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巨神ガンマーワン(12)

ビューーーン~ビューーーン~ボコボコ・・・

ブラッククラーケンのクジラの尾ひれをつかんでいる手に向けて、海獣イプシロンツーの口から輪っか型の水の衝撃波が放たれた。その輪っかは次々と海獣イプシロンツーの口から連続で出ている。

これがイプシロンウエーブだ!水の衝撃波が敵にダメージを与え相手を攪乱する...

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巨神ガンマーワン(11)

海に渦があった。

中心部から外側に円を描くように回転の波が押し寄せた。

クジラはおびえるような様子を見せた。

苦しそうに頭を上下させてもがいている。

よく見ると、尾びれを暗黒の物体の手がつかんでいる。

グワシャーーーー!!!

不気味な潜水艦のような形をしたロボットから手が出てクジラの尾び...

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巨神ガンマーワン(10)

ブシューーー

クジラが青空を突き抜けるような噴水を空に噴き上げた。

真鈴は小学校6年生の弟の七海健ことケン坊を連れて海洋博覧会シーコムに来ていた。

シーコムの会場は海の一角を囲ってクジラを放してあった。

「うわー!おおきいなー!」

ケン坊は歓声を上げている。

周りには、ソフトクリームをな...

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