時の精タイムゼロ(10)
- カテゴリ: 自作小説
- 2017/06/17 07:12:21
緑の庭に光が射している。
小高い丘に建っている時夫の家は、洋風のきれいな家だ。
その家の庭で焼肉バーベキューが行われていた。
時夫の父の道夫は有名な画家だった。
「パパ。美代子ちゃんの好きなとうもろこしも焼いてくださいね。」
母の幸子が言った。
「うん。今、美味しく焼けるからね。将来のう...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
緑の庭に光が射している。
小高い丘に建っている時夫の家は、洋風のきれいな家だ。
その家の庭で焼肉バーベキューが行われていた。
時夫の父の道夫は有名な画家だった。
「パパ。美代子ちゃんの好きなとうもろこしも焼いてくださいね。」
母の幸子が言った。
「うん。今、美味しく焼けるからね。将来のう...
ゴーン・・・ゴーン・・・ゴーン・・・
軽快な音楽とともにショッピングモールのカラクリ時計が動き出した。ピエロが玉乗りをしながらぐるぐる回転している。街は夕暮れ時の柔らかい日差しに包まれ多くの人が行きかっていた。
時夫と美代子は見覚えがある過去の0の懐中時計を買った太古堂のあるショッピングモールの...
かつて今の東京湾がある場所にやまと国が存在していた。
やまと国は平和を愛する人々が創った国であった。
そのやまと国の守り神として存在していたのが、やまと国の王である水晶髑髏なのである。
町は水晶で創られており、王は水晶のピラミッド宮殿に存在していた。
やがてやまと国の霊波動が上昇し、上の次元へ国ごと...