宇宙漂流☄反重力空母旭日(1)
- カテゴリ: 自作小説
- 2016/12/31 11:23:54
西暦3×××年。
地球は、いつもと変わらぬ日常生活だった。
人々は、眠り、食べ、恋をしていた。
青い空には鳥が歌い、緑の大地には動物たちが走り回っていた。
その日常がある日突然破られた。
空が暗くなるほどの見慣れぬ戦艦に覆われたからだ。
その異形な姿に、地球人...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
西暦3×××年。
地球は、いつもと変わらぬ日常生活だった。
人々は、眠り、食べ、恋をしていた。
青い空には鳥が歌い、緑の大地には動物たちが走り回っていた。
その日常がある日突然破られた。
空が暗くなるほどの見慣れぬ戦艦に覆われたからだ。
その異形な姿に、地球人...
「こわいヘビさん、行ってしまいましたね♡」
クリスタルベティはニコニコしている。
「ベティありがとう。おばあちゃんの形見の指輪に精が住んでいたなんて驚いたわ。危ない時はベティ来てね。」
「かしこまりました。ベティ、まだ見習いですが勉強して来ますね。ではー。」
メイド姿のクリスタルベティは煙に...
「美代子さま!その指輪はムゲンさまがこの次元に送られた曼陀羅水晶で作られています。私の仲間の指輪の精を呼び出すことが出来ます。指輪をこすってみて下さい。」
美代子は指輪に手をかぶせると、手を左右に動かしそっとこすってみた。
指輪から、モクモク白い煙が噴き出した。そして、煙はメイド姿の若い女の子の...
空間から現れたチクタクの針は3本が重なっている。時針、分針、秒針の3本が回転するように出来ている。
「ご主人様。秒針をお使い下さい。」
時夫は、秒針を180度回転させて次元の壁に向けた。
「ルパッチデクール!」
秒針の先から、ドロドロとした接着剤のようなものが放出され次元の穴をふさごうとした...
蓋に0と刻印された金の懐中時計がレインボー七色に輝き光が回転し始めた。
「ご主人様。時の精のタイムゼロで御座います。」
時夫は、懐中時計が喋ったので驚いたが、その声を何故か前にも聞いたような気がした。
「ご主人様。魂は星に転生する時に記憶を失ってしまいますが、私はご主人様と幾度の冒険をして来ま...