Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)

童話 原始の森の物語(3)

ドカーーーン。ドカーーーン。ドカーーーン。

ウチワボーボーの木がグラグラ揺れました。女の子は木にしっかりしがみつきました。

肉食恐竜は女の子をウチワボーボーの木から落そうと体当たりを繰り返しています。

このままでは、落ちて女の子は肉食恐竜に食べられてしまいます。

チコリは腰に下げていた黄金鉄...

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童話 原始の森の物語(2)

鎧竜はまだ子供です。

鎧竜の子供は噛まれても大丈夫なようでした。

体全体を鎧のような硬い皮膚でおおわれているので肉食恐竜の歯が刺さりません。

肉食恐竜は外側の鎧の皮膚を噛むのをあきらめて、喉の柔らかい方を噛み千切ろうとしました。

「ペロを離せー!」

人間の女の子が肉食恐竜にめがけて石を投げ...

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蝦蟇丸地雷也変化✡がままるじらいやへんげ(2)

格子の袖から出てきた縄は自由に伸び縮みする仕掛けがしてある。

シュッ!!!

縄は陽炎めがけてうなりをあげた。

陽炎はくノ一特有の素早い動きで横に飛んでかわした。

「忍法陽炎分身!」

陽炎は苦無を口にくわえると手で印を結んだ。陽炎の周りの地面からもやもやとしたゆらめきが立ち昇る。陽炎の体がゆ...

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蝦蟇丸地雷也変化✡がままるじらいやへんげ(1)

眩しい朝日が射しだした明け六つ時(6時頃)、菅傘を被った女性が街道を急いでいた。

この街道は川沿いに続いていたが、辺りには草木が生い茂っていた。

その女性の後ろを密かに後をつける者があった。

女性は何食わぬ顔で歩いていたが、いきなり猛スピードで走りだした。

そして追跡者も走り出した。

女性...

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ジャッジメントシャドウ✰影の裁判官(4)

颯太はかなづちを大上段に振りかぶるとジャッジメントシャドウの頭を砕こうと振り下ろした。

大きく弧を描いてかなづちはジャッジメントシャドウに当たった。

しかし、かなづちは首の所が折れて遠くに飛んで行った。

「フォフォフォー。」

ジャッジメントシャドウが声を上げた。

「灼熱の炎!」

ジャッジ...

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