巨神ガンマーワン(2)
- カテゴリ: 自作小説
- 2016/07/21 21:28:14
夕暮れのオレンジ色に包まれる夕方、約束どおり猛と真鈴は帰宅の人並みに揉まれながら冷や冷や屋に向かって歩いていた。
「タケルくんにはゲロゲロアイスデリシャスの大盛りにしてあげるね♡」
「・・・おまえなぁ・・・。」
猛はそっけない顔をしたが、真鈴と歩くのは嫌ではない。
冷や冷や屋はテーブルが20...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
夕暮れのオレンジ色に包まれる夕方、約束どおり猛と真鈴は帰宅の人並みに揉まれながら冷や冷や屋に向かって歩いていた。
「タケルくんにはゲロゲロアイスデリシャスの大盛りにしてあげるね♡」
「・・・おまえなぁ・・・。」
猛はそっけない顔をしたが、真鈴と歩くのは嫌ではない。
冷や冷や屋はテーブルが20...
ゴォォォーーーーーー
滝はすごい音を上げてユリナを下流に流します。
ユリナは濁流にのまれて沈んでしまいそうになりました。
沈むかと思われたユリナがまた浮き上がってきました。
チコリがユリナの体をささえてユリナの口を水の上に出しています。
しかし濁流はあまりに強く二人とも沈んでしまいそうです...
ペロに乗ったチコリとユリナは虹の湖の滝の方にどんどん進んでいきました。
滝の横の崖に熱さまし草が咲いているのです。
滝の横の崖は岩でごつごつしながら見上げると天までも続くような感じです。
「この上ね。早くしないとゲンが。」
ユリナは崖の岩を登り始めました。
チコリはあとに続きました。
崖...
空にかかる大きな虹の下に広がる大きな湖にきらきら光るさざ波が走ります。
チコリは新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みました。
鎧竜のペロは虹の湖の岸辺沿いを進みました。
やがて遠くの方に樽のようなものが見えてきました。
「あれがマロンおばあちゃんの家よ。」
マロンおばあちゃんの家は樽のような形...
「ぼくはチコリ。ひとりで暮らすために住むところを捜しているんだ。」
「そうなの。私のマロンおばあちゃんと弟のゲンが虹の湖にいるから行ってみない?虹の湖の主にも会えるかもよ。」
「うん。おもしろそう。行ってみよう。」
「ペロに乗って行こうよ。」
2人は子供の鎧竜ペロの背中に乗りました。子供でも...