今日もこの海に来た
あなたと眺めた砂浜と
太陽が照り返している眩しい海
感傷的になることないのに
あなたがいないのがさびしい
今は海水浴の人々が
笑顔で集い 笑い声が絶えず
こんな時に来るんじゃなかった
でもあの夏の海を見たかった
笑いの渦に包まれたとしても
「帽子、かぶらなきゃだめだよ
日...
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今日もこの海に来た
あなたと眺めた砂浜と
太陽が照り返している眩しい海
感傷的になることないのに
あなたがいないのがさびしい
今は海水浴の人々が
笑顔で集い 笑い声が絶えず
こんな時に来るんじゃなかった
でもあの夏の海を見たかった
笑いの渦に包まれたとしても
「帽子、かぶらなきゃだめだよ
日...
河原であなたとした
花火遊び
線香花火が嫌いだった
ポトリと落ちるその小さな火の玉
それが怖かった
こんな風にあなたの愛も
落ちる時が来るのかしら
そんな瞬間が怖かった
あなたを信じていたけど
小さな愛が落ちるのが怖かった
小さな愛をはぐくんできたけれど
私の中では大きかった
熱いほどに大き...
星の明かりが足元を照らすように
満天の星空がきれい
あなたと待ち合わせて
神社のお祭り
あなたはまだ来ない
いつも遅れてくるあなた
本当は私が早すぎるんだけど
気がせいて仕方がないから
待ち合わせより早くついてしまう
時計とにらめっこをしながら
こうして立っていながら
あなたのことを想う時
...
暗い空に明かりがともる
大きな花が咲く
見上げれば降るような花弁
一、二、三と数を数えるうちに
消えていく花達
本当は浴衣が暑くて
下駄にも慣れていなくて
ちょこちょこ歩きしかできなくて
あなたの後をついて行くのがやっと
手を引いてくれるけど
帯の締め方を思い出して
自分で縫った浴衣は
着る...
あなたからの告白
なぜ断ったんだろう
私もあなたが好きだったのに
心に嘘をついた
悲しい目をしたあなた
そのまなざしは去っていく私を見ていただろう
背中に痛い視線を感じた
夏の日差しのような熱い視線を
遠くに行きたかった
あなたから遠く離れて
きっと彼女が慰めるだろう
それはわかっていた
...