Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

ディートリッヒ

マレーネ・ディートリッヒ。
いちばんすき。
中学生の頃から。
ともかく美しい。
生き方もすきだ。

ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督との1930年代の映画が
圧倒的にきれいだけれど。

50代、70代のころのも、ちょっと信じられないぐらい。
とくに、最後の映画出演『ハンガー』でのちょい役は、
19...

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心臓の音で安心する

縁者に赤ちゃんが生まれた。
抱かせてもらう。
赤ちゃんを抱いたのははじめて。
わたしは理由があって、そうしたことと無縁にいきてきたから
今になって抱くとは思わなかった。

母になるということは、あらためて、すごいことだなと思う。
だからこそ、それを選ばなかったのだけれど。
わたしは、そうしたことを選...

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きせつごと、あちこちに

おひさまがでていたり。
きせつごと、花がさいたり。
この時分だと、もじずりの花。
うちの三階のベランダの鉢植えに…
いったい、どこから種がやってきたのか。
うえたおぼえがないのに、毎年
花をさかせてくれる。
マンションの下の芝生に生えているけれど
まさか、ここからとんできたのかなあ。
...

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作品として、あるいは、ことばがおりてきてくれて

幸せを感じる…
それは、やはり。
ことばが出てきたとき。
あるいは、同じことかもしれないけれど
ひとつの作品が、できあがったとき。

創作するものとして、それは絶対的な幸せだ。

ことばがふっと、おりてきたとき
そのことばたちが、いちおうの整列をもって、
作品として、そこにならんでくれ...

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田ごとの…

うれしいとかんじたこと。
たとえば、花が咲いているのをみかけたときとか。
今日は、風邪で、ほとんど外にでなかったから
夕刊だったかな、
田毎の月
という言葉をしったとき。
区切った田んぼ、イネがまだそだってない、
わたしが田んぼ池とよんでいるあの水面、
田んぼごとに月が映る…、
そんな...

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