秘密指令 紅響子 シリーズ プロローグ3
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/05/04 07:34:50
警察車両の警告をしりめに、十字路の交差点に差し掛かった。信号は赤だ。ミイラ男は、信号を無視して交差点を突っ切った。右から宅急便の車、左から自家用車が走って来る。
ガシャーーーン
ミイラ男のバイクをよけようとしたした宅急便の車が、自家用車に突っ込んだ。
ブーーーーーー
クラクションの音が鳴り響...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
警察車両の警告をしりめに、十字路の交差点に差し掛かった。信号は赤だ。ミイラ男は、信号を無視して交差点を突っ切った。右から宅急便の車、左から自家用車が走って来る。
ガシャーーーン
ミイラ男のバイクをよけようとしたした宅急便の車が、自家用車に突っ込んだ。
ブーーーーーー
クラクションの音が鳴り響...
ミイラ男は破れた包帯から現れた顔を慌てて手で隠すと、ジリジリと後ろに下がっていった。
ガシャーーーン
ミイラ男は、後ろの窓ガラスに飛び込んで外に転がり逃げた。
ブーーーーーン
バイクの音がする。ミイラ男がバイクで発進した音だ。
紅響子は、薔薇鞭を窓枠に向かって投げた。
シュッ
薔薇鞭は...
古い棺(ひつぎ)が置かれている。
ガタガタガタ・・・
古い棺の蓋が小刻みに揺れ出した。古い棺の蓋が少し横に動くと5本の指が隙間から現れた。
紅響子(くれないきょうこ)は薔薇鞭(ばらむち)を胸の所まで持ち上げ身構えた。
「きえーーーーーーー!」
古い棺の蓋が吹き飛んだと思うと、中から全身を包...