恋の芽が出る頃に 【 第二十九章 】
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/03/20 20:38:05
第二十九章 『 真実を語る時 』
鳴り響き続ける携帯をただ只管眺め、凍りつく。そんな私を見て不安げに歩み寄る拓斗。そして携帯のほうへ視線を向けた瞬間、共に拓斗も凍りついた。
目を見開き、無言で私を見る。休日に男から電話が来ているなんて…そりゃ嫌だよね。私は慌てて電話の電源を切り、拓...
小説とか書いてますよかったらみてくださいm(_ _)m
大好きなのでゲームの日記もたくさん書きます^^*
ゆっくりしていってね!!(゜∀゜)
第二十九章 『 真実を語る時 』
鳴り響き続ける携帯をただ只管眺め、凍りつく。そんな私を見て不安げに歩み寄る拓斗。そして携帯のほうへ視線を向けた瞬間、共に拓斗も凍りついた。
目を見開き、無言で私を見る。休日に男から電話が来ているなんて…そりゃ嫌だよね。私は慌てて電話の電源を切り、拓...
第二十八章 『 愛のキスと偽りのキス 』
「 ほら、入って? 」
ベロベロに酔った拓斗を抱え、入る寝室。拓斗はもう体がよれよれでとても歩けそうになかった。大きなダブルベッドにボフッと音を立てて寝転がらせる。
一段落し、額の汗を拭う。ここまで酔う拓斗を見たのは初めてだし、運ぶ程飲むなんてあり得な...
春の頬 【 後編/短編小説 】
あれから数日で俺と亜美香は結ばれた。まるで運命が俺たちを引き付けたかのようにスムーズに行った。…だが、付き合ってからの問題はそう簡単には片付いてくれはしない。
亜美香を合コンに連れてきた小林は俺を狙っていたらしく、亜美香に激怒。毎日のように睨まれたり...
春の頬 【 前編/短編小説 】
春の気候がよく当たる温かい快晴の日に、俺はベンチで彼女を待つ。そして彼女が陽気に駆けてくる姿を見つけ、手を軽く振る。だがそんな彼女の姿は一瞬で透り抜けて触れれなくなり、彼女はもう居なくなる。
何も握れない拳を握り締め、唇を噛み締める。その刹那、温かい気候は嘘のよう...
第二十七章 『 仮面 』
「 緊張するなぁ…。 」
パリッとしたスーツを身に纏い、ネクタイを締めなおす拓斗。いつもより少し落ち着いた柄のネクタイが妙に私の心を騒がせた。今日の拓斗の顔つきはいつもと違う。そんな顔がやけに私まで緊張させるのだ。
本当は緊張なんかしなくていい。さっさと...