セカンドさんの日記 | ニコッとタウン

きっと・・・

カテゴリ：小説/詩
2014/02/27 15:54:39

あなたは寂しいのだ
きっと

風のささやきも
陽のぬくもりも

空の青さも
森の緑も

いたたまれなく
胸を刺すので

風に舞う木の葉も
陽の当たる公園も

空を飛ぶ小鳥たちも
森の中の小さな生き物たちも

全てが心の中で
砕け散ってしまうのです

見るものが全て恐ろしい
その存在が落ちてくるとき
...

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そっとそっと・・・

カテゴリ：小説/詩
2014/02/15 02:30:06

雪が降る
哀しみの静けさが舞い落ちてくる

それは白く冷たくなった心の中に
無言で降り積もる

音も立てずに
そっとそっと

言葉にして欲しい
その降りざまを

話しをして欲しい
私にだけでも

掌で融けていく
それは雪の涙なのだろうか

あなたの涙は
冷たいのですね

雪が降る
それでもいっぱいの...

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雪うさぎ

カテゴリ：小説/詩
2014/02/09 18:04:45

今日は雪がいっぱい積もりました
フェイは息をフーフーと手を温めながらウサギを作りました

雪だるまを作ろうと思ったのですが
お兄ちゃんが作ってしまったので白いウサギさんにしました

耳は短めだけど月桂樹の葉っぱ
これで完成

ウサギさんウサギさんわたしのウサギさん
そうだ名前はププにしよう

ププ、...

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霜柱

カテゴリ：小説/詩
2014/02/06 14:00:32

透明な空気が凍っている早朝
庭の霜柱を踏むサクサクって気持ちのいい音が
痛いくらいに冷たい景色にこだまするそれは
キット・カット

それは
クランキー足元から拾った
小さく凍った氷柱それは
冬の土の香りがする

それは
茶色と白のハーモニーそれは
指先で静かに融けてくる踏みつけてごめんね
痛かったで...

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残像

カテゴリ：小説/詩
2014/02/01 02:07:00

今年の冬は
とても悲しかったそっと
一つの愛が壊れないようにと

小さな箱の中へ
閉じ込めた箱の中から声が聞こえた
泣いているのですか新しい世界へと
飛び立ちたいのですか凍える手で
箱の紐を解いた

息を吐くように
一つの愛が白く抜けて行った陽だまりに浮かぶ残像が
あまりの寒さに震えている私は手を差...

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