2014.1.25.木立の囀りに
- カテゴリ: 日記
- 2014/01/26 04:38:38
春を待つ
枝葉を落とした木々の間を
くるり飛び交う
小さな影の
奏でる歌声
誘われて
高い陽射しの
庭を行き交う
春を待つ
枝葉を落とした木々の間を
くるり飛び交う
小さな影の
奏でる歌声
誘われて
高い陽射しの
庭を行き交う
棚のスペース
空けつつも
ふわりと香り
漂わせ
行き交う足を
引き寄せて
遅い時間も
賑わせる
淡くこぼれる
朝焼けに
浮かぶ景色は
影絵のよう
目覚めた川鵜の
飛ぶ様追えば
ひらりと溶ける
影法師
澄んだ空から
ふわりと舞って
陽光受ける
銀の綿
増した小鳥の
呼ぶ声に
席を譲って
静かに融ける
吹き荒ぶ風の中
月光を浴び
通り雨に濡れたのだろう
夜半の冷気の
名残の氷
行き交う人の
足元に融かし
昇り来る陽に
姿を現す