割れない硝子。【3】
- カテゴリ: 自作小説
- 2013/08/31 12:52:01
# - 魔術師(逆)
朝起きると母親が居なかった。
父親は土曜日なのに仕事に行っていた。
……当然だ。
これが、私の出した答えだ。
母親はきっと高校時代の友人と遊びにでも行ってしまったんだろう。
ドーナツでも買ってきてくれれば独りきりにされたって...
未来日記所有者14thの日記。
その日の出来事が「全て」小説のように綴られている。
しかし一日一回しか未来が更新されないので、大まかな事しか解らず精密さに欠けイレギュラーに弱い。
# - 魔術師(逆)
朝起きると母親が居なかった。
父親は土曜日なのに仕事に行っていた。
……当然だ。
これが、私の出した答えだ。
母親はきっと高校時代の友人と遊びにでも行ってしまったんだろう。
ドーナツでも買ってきてくれれば独りきりにされたって...
# - 1 / 魔術師(正)
「はぁ?」
開口一番こんな声を出したのは、もしかしたら生まれて初めてだったかもしれない。
状況が理解できないのではなく、相手の発言そのものが理解できなかった。
『いや、だからさぁ』
「もういい、良いよ。わかったから」
――人、殺しちゃった。
...
# - 0 / 世界(正)
それは暑い日だった。
やかましい蝉たちの奏でるハーモニーを訊きながら、行きつけの本屋の駐車場を歩いていた。
7月初旬だというのに真夏のような暑さ。
これでは8月が思いやられる。
「夏は嫌いだ。大嫌いだ」
無意識に呟いた。
それは私の口癖で、この...
Story - 2
そこだけぽっかりと切り取られたように、それはそこにあった。 「大火」の惨劇のあと、まぬけな灰色のパレット(地面)に浮かぶ赤い屋根の家は、「大雨(たいう)」にも濡れることなく、あった。 無傷で。汚れさえもなく。完璧に、ある意味不気味に。 消えた黒煙は、空に広がる暗雲と混じ...
おりちゃサークルがですね。
うーん。
2つほどあるのですよ。
まだ考えてないけど、もう1つあったりもするし。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=385716&aid=44518639
厨二病バリバリのやつ。
秘密結社。黒魔術。
...