2013.1.25.雪のあと
- カテゴリ: 家庭
- 2013/01/26 07:17:14
きんと張り詰めた
夜空に眩しい銀の月
その光さえ
冷たさを際立たせて
真昼を舞った
白いボタンを思い出させる
跡形もなく
風と共に去って
残された冷気は
まるで夢のよう
きんと張り詰めた
夜空に眩しい銀の月
その光さえ
冷たさを際立たせて
真昼を舞った
白いボタンを思い出させる
跡形もなく
風と共に去って
残された冷気は
まるで夢のよう
しんと
物音一つ無い
静寂の夜明け
窓の向こう
雲渡り
目覚めには
少し早い
ほんのりと
赤みに染まり
告げられる
一日の始まり
鳥たちは目覚め
賑やかに歌い出す
さらさら流れる小川の中に
彫像の如く立っている
それはアオサギ凛として
水面鏡に写り混む
羽を休めて佇むは
小石に掛かる雪のよう
それはシラサギつぶらな瞳
水の行く末眺めてる
チュウサギ歩めば足下に
カモが並んで泳いでる
...
一晩だけでは飽きたらず
明けてもまだまだ降っている
風の運んだ青空も
これは狐の嫁入りか
閉じて開いて傘の音
見送る向こうに
晴れ間さす
夕暮れを待って
しっとり降りた
風に渇いた
大地を潤す
一定のリズム
繰り返したら
急いた呼吸さえ
穏やかに変わる