太陽星人 オメガフレア(パイロット版15話)
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/06/21 19:54:51
ジャガーはロボットのアームを咥えてぐるぐると回転してロボットを投げ飛ばした。
「マモル王子様、大丈夫ですか?」
ジャガーが口をきいた。
「メル。ありがとう。助かったよ。」
守は答えたが、未来は吃驚している。
「おにいちゃん!ジャガーが話したよ!」
「うん。これは侍従サイボーグのメルだよ。...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
ジャガーはロボットのアームを咥えてぐるぐると回転してロボットを投げ飛ばした。
「マモル王子様、大丈夫ですか?」
ジャガーが口をきいた。
「メル。ありがとう。助かったよ。」
守は答えたが、未来は吃驚している。
「おにいちゃん!ジャガーが話したよ!」
「うん。これは侍従サイボーグのメルだよ。...
隕石から飛び出てきた金属は滑らかな表面をしていたが、見る見るうちに沢山の細い線が現れた。そして球体を分割するように現れた線に沿って動き出すと、ロボットに変化した。
「・・・ガガガ・・・ビビビ・・・テラヲタンサクチュウ。テラノチカフカクニ、タキオニウムハッケン。・・・ガガガ・・・ブラックシャドウ、レ...
山の稜線に日が落ちて、空には山の澄んだ空気のもと星空が広がっていた。ここらは森の自然公園になっていてハイキング用の道はあるが石だらけでデコボコだ。
「おにいちゃん、あっち!山の湖の方だよ!」
「未来。しっかりつかまっていないと危ないよ。」
「うん。」
未来は守の背中に頭をくっつけると腰に手を...
守は昴(すばる)の方角に望遠鏡を向けた。昴は別名六連星(むつらぼし)ともいいプレアデス星団のことである。
星タキオン粒子研究所の広大な敷地に建っている自宅には地球防衛隊テラネットの司令でもある父が使っている日本でも有数の大きな望遠鏡が屋上にある。
「おにいちゃん、未来も見たいよー。」
「ほら、昴...
「おにいーちゃーん!お弁当だよ!」
髪の長い美人の女の子が後ろから走ってきた。町の中でもアイドル系の顔立ちでひときわ可愛く道行く人の目を引く。中学生のセーラー服を着て息を切らしている。
「未来(みらい)。ありがとな。」
守は振り返ると、差し出されたお弁当を受け取った。
「今日のお弁当ね。未来...