2012.6.4.帰り道
- カテゴリ: 日記
- 2012/06/05 05:12:47
空が明るい
雲が覆っても
陽光はその向こうから
塒に帰るのだろう
静けさに向かうものたち
雑踏は夜に向かい
音も光も次第に落ちて
ゆるやかな足取りに
心地よく鼓動が合わさる
空が明るい
雲が覆っても
陽光はその向こうから
塒に帰るのだろう
静けさに向かうものたち
雑踏は夜に向かい
音も光も次第に落ちて
ゆるやかな足取りに
心地よく鼓動が合わさる
ゆっくりな歩み
交わされる言葉
午後の人ごみは
笑顔に溢れている
他愛の無い話の中
時に真面目に語らい
気が付けばそこに
新しい学びがある
風にゆらゆら
ハンガーが
物干し竿に下げられて
濡れた衣服をぶら下げて
空を行き交う鳥たちが
時折そっと眺め行く
流れる雲はゆっくりで
色合い混合まちまちで
遠慮がちのお日様が
時折そっと覗かれる
窓を吹き抜け
涼しい風が
静かな空気を
運び行く
気紛れなお天気さえも
当たり前に飲み込まれて
積み重なる毎日が
同じように見えたとしても
何かあるよと探す目が
日々の暮らしに明かりを燈す
期待を込めつつ
ちょっぴり不安で
求めずには居られない
子ども達の好奇心
大人になって忘れかけた
日々の暮らしに仄かな光
慌しく過ごす
忙しなさの一日
帰り道の歩みさえ
気が付けば忙しない
目まぐるしさの中で
どこへ急ぐと言うのだろう
降り立って整えれば
漂う冷気に気付く
深く吸い込んで
遥かに視線を向ける
どこまでも深い
夜空の懐