2012.5.30.夜明けを渡る鳥
- カテゴリ: 日記
- 2012/05/31 05:35:42
眩いほどの朱が
足元から照らし始める
薄墨色の空を
染み入るように染めて
全体に赤み差し
冷気漂う中
颯爽と横切る
目覚めた黒い影法師
新しい水場を求め
連れ立って舞うのだろう
仲間と共に目指し
目覚める野を翔ける
眩いほどの朱が
足元から照らし始める
薄墨色の空を
染み入るように染めて
全体に赤み差し
冷気漂う中
颯爽と横切る
目覚めた黒い影法師
新しい水場を求め
連れ立って舞うのだろう
仲間と共に目指し
目覚める野を翔ける
光が走る
見上げた空
雨を呼ぶ雲
俄かに近付く
風に舞い
木の葉が歌い
轟きの向こうに
もう一度光を見る
開いた傘越しに
眩しさが繰り返す
風が呼ぶ
雲を呼ぶ
がらごろがらごろ
遠くのお空にあるのかな
雨はこちらに呼ばれない
がらごろがらごろ
光る姿も見せないけれど
声は確かに届いてる
がらごろがらごろ
も一度どこかに呼ばれたら
口を噤んで飛び去った
窓から吹き抜ける
暖かな風
囀りと薫りを運び
風景が頭を過ぎる
じっと思いを馳せて
時の流れを思い
過去を振り返る
穏やかな午後
用事を思い出して
ふらりと寄ったお店
思いがけず混んでいたのは
夏に向けたバーゲンの初日
品物を見比べては
長いレジの列に並ぶ
お休みの日のお昼前
家族や友人と
共に過ごす時間のこと