ムスカリとまた今年も
- カテゴリ: 日記
- 2012/03/31 01:26:03
公園の入口にスミレ? 紫の、いや、あれは殆ど野草と化しているムスカリだ。毎年、春になると小さな葡萄のようにつぶつぶとした花を咲かせる。そして毎年スミレだと一瞬間違えてしまうのだ。間違える度に去年のムスカリ、そして間違えた私とも再会して。
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
公園の入口にスミレ? 紫の、いや、あれは殆ど野草と化しているムスカリだ。毎年、春になると小さな葡萄のようにつぶつぶとした花を咲かせる。そして毎年スミレだと一瞬間違えてしまうのだ。間違える度に去年のムスカリ、そして間違えた私とも再会して。
学校…。集団生活が苦手だったので
あまりいい思い出がありません。
ただ、もっと勉強しとけばよかったなと。
あと、本とか、映画とか、もっとみとけばよかったなと。
感受性がめちゃつよかったので。
あの頃、読んだ本や映画は、
かなり大事な大切な思い出になってる。
勉強では、古文とかだと、伊勢...
シネマ歌舞伎『天守物語』。坂東玉三郎は冒頭の天守閣から魚釣りのように侍女たちが花を露で釣るシーンを受け入れなければ、泉鏡花世界に入ることができない、ここで見る者が選ばれていると言う。これは詩の話だ。現実的整合性はないが詩的整合性がある。美への入り口への番人のような花釣り。
川の岸辺の散歩道を自転車で走っていた。川のまん中あたり、向こうからコサギが飛んできた。自転車の私とすれ違う。速度が殆ど同じだった。交差する瞬間、なにかが共鳴したように思った。あるいは共有。振り返らずにそのまま進んだ。コサギはおそらく水辺に降りているだろう。
ボストン美術館展に上野トーハクへ。これは後日どこかで書きますね。庭園内、上野公園内に寒桜、河津桜が咲いている。ソメイヨシノ開花前に思いがけず花見ができた。静かな花見だ。冷たい風、穏やかな陽射、ヒヨドリ。あと数日で上野はお花見で賑うだろう。
上野公園の小さな桜。花が下に向いて半開き、細い枝がなよやか...
|