2012.2.23.陸の浮き島
- カテゴリ: 日記
- 2012/02/24 06:15:09
そこだけ浮かんで見える
降り続けた雨の後
小さな足跡が
沢山行き来して
辺りの土が
窪んでいたのだろう
広く浅い
大きな水溜りが
ブランコを囲んで
まるで湖のよう
夕方に傾く
空の色をそっと写して
どこか幻想的に
日常の風景を魅せる
そこだけ浮かんで見える
降り続けた雨の後
小さな足跡が
沢山行き来して
辺りの土が
窪んでいたのだろう
広く浅い
大きな水溜りが
ブランコを囲んで
まるで湖のよう
夕方に傾く
空の色をそっと写して
どこか幻想的に
日常の風景を魅せる
足元が濡れている
そんな風に気付くのは
気配も無く降りてきたから
傘を開いても
跳ねる音さえ聞こえないほどで
下ろした袖の先に触れる
僅かな湿り気が伝えるだけ
冷たいけれど
不思議と寒くはない雫の街
季節が変わることを告げる
穏やかなお天気
カーテンの向こうが
いつの間にか明るくなった
木漏れ日とは言わないけれど
淡い光は穏やかさを湛えている
窓の向こうを眺めれば
射し込む光が眩くて
細めた瞼の隙間にも
鮮やかな空が入り込む
夜と昼との間を繋ぐ
紺と赤との境目は
どこからどこまで
互いの色か
昇る朝日...
花壇の隅に駆け寄って
芽が出ているよと
子どもが叫ぶ
良く日の当たる
花壇の中の
土の間ににょっきりと
球根からのご挨拶
風はまだまだ冷たいけれど
春はそこまできているようだ
明るい陽射しに
流れる雲に
移ろう季節が
見て取れる
自分で調べて
まとめて書いて
これで良いのか
考える
得意な友に
尋ねてみれば
時間を掛けて
調べてくれた
一人で見るより
多くの瞳に
触れた分だけ
輝いた