2012.1.30.夕暮れの木立
- カテゴリ: 日記
- 2012/01/31 06:22:50
日が傾けば
仰ぐ空
影の色して
聳えてる
冷たい風が
渡っても
その身で受けて
流してく
滲んだ空の
淡い朱色の
広がる彼方
仰ぎ見て
枝を揺らして
呟いて
ゆっくり降りる
帳を招く
日が傾けば
仰ぐ空
影の色して
聳えてる
冷たい風が
渡っても
その身で受けて
流してく
滲んだ空の
淡い朱色の
広がる彼方
仰ぎ見て
枝を揺らして
呟いて
ゆっくり降りる
帳を招く
窓の外は
意外にも明るい
時計を見ていたから
余計にそう思う
夕方を告げる
音楽が響く頃
それが当たり前の様に
ゆっくりと日が暮れる
同じに見える
日々の繰り返しの中で
永く冷たい季節は
いつしか春を呼び込む
柔らかな光
気が付けば空が広い
陽射しの中
雲が風になびき
冷たさはあれど
穏やかさも漂う
永く感じた
凍える夜も
息吹と共に
いつしか解けて
暖かな季節を
ささやかに纏う
カーテンの揺らめきに
白い光を感じる
開け放てば
それは雪のあと
音も無く降り積もり
いつしか止み
明け方の太陽に
穏やかに輝いている
踏み出せば
締まる空気
凛として
背を伸ばし
広がる世界を
深く吸い込む
真っ暗な空の下
外灯だけが道を照らす
浮かび上がるのは
細かに舞う雪
照らされた辺りだけ
遥かな海の底のように
静けさの中
途切れることもなく
繰り返し繰り返し
白いものが舞い降りる
しんしんと包まれて
心まで静まって