2011.6.14.風と光
- カテゴリ: 日記
- 2011/06/15 06:10:33
西の空に移っても
まだまだ強く輝いて
窓から射し込むその光は
部屋全体を眩しく照らす
開け放った窓からは
東に抜ける強い風
温められた木々の香を
たっぷり含んで吹き抜ける
風と光が告げるのは
次の季節の訪れか
そんな思いを抱きつつ
遠く放った視線の先に
遥...
西の空に移っても
まだまだ強く輝いて
窓から射し込むその光は
部屋全体を眩しく照らす
開け放った窓からは
東に抜ける強い風
温められた木々の香を
たっぷり含んで吹き抜ける
風と光が告げるのは
次の季節の訪れか
そんな思いを抱きつつ
遠く放った視線の先に
遥...
風がいくつも通り過ぎ
陽射しが次第に和らげば
夜の帳が降りる頃
大気に涼が満ちてくる
溜った雨に感謝する
繰り返される合唱が
瞬く星に照らされた
田畑の影から溢れてる
窓から入る柔らかな
季節を伝える夜の風
大通りを抜けた
山裾の道に入ると
緩やかな坂が
暫く続く
曇り空のお陰で
今の時期としては過ごしやすく
心地良いせせらぎに
耳を澄ませながら
一歩一歩と踏み出していく
立ち昇るのは
木と草の香り
歩む度に包まれて
初夏の訪れを
全身で感じる
隣り合わせると
お互いの仕事の話
忙しない内容なのに
不思議と笑顔がこぼれる
同じ職場だと
かえって近すぎることもあるけれど
一年振りに会う友人は
気持ちに寄り沿いつつ
全体を見渡す視点を与えてくれる
誰かに語ることは
自分と少し距離ができて
大変だと感じたこ...
薄暗い空を
そっと見上げる
水を受けて揺れる
庭先の草花を眺め
しとしとと降り注ぐ音に
耳を傾ける
繕い物をしたり
書類に取り組んだりする
親の傍らで
子ども達は
絵を描いたり
本を開いたりする
同じ電灯の下に
穏やかな空気が流れる