<マッチ売りの少女>
クリスマスの日、
みすぼらしい姿で通行人にマッチをすすめる女の子がいました。
「すみません、マッチは要りませんか?」
「いらないよ。」
「一束だけでもいいんです。お願いします。」
「今時マッチなんか使わないよ。」
少女は、小さく息を吐いた。
「はぁ・・・・全然売れないわね...
ああ、
こんなブログに コメントして下さる
皆様方に、
深く深く 感謝いたします。
~猫バカ❤らむ~
<マッチ売りの少女>
クリスマスの日、
みすぼらしい姿で通行人にマッチをすすめる女の子がいました。
「すみません、マッチは要りませんか?」
「いらないよ。」
「一束だけでもいいんです。お願いします。」
「今時マッチなんか使わないよ。」
少女は、小さく息を吐いた。
「はぁ・・・・全然売れないわね...
<ありときりぎりす>
ありは、冬に備えて、必死にえさを運んでいます。
その横できりぎりすは、呑気に歌を歌っていました。
「そんなに呑気にしてると、冬に凍え死んでしまうぞ。」
と、ありが忠告しても、知らん顔。
ありも、こんなやつにかまっている暇はない、というようにせっせと行ってしまいました。
冬...
(あれぇ?ここどこ?)
少女が目を覚ましたのは、自分の部屋ではなかった。
何かふわふわとした、丸い物に乗って浮かんでいる。
「おきた?」
足元から声がした。
びっくりした少女は、声がした足元を見た。
そこにいたのは、こっちをじっと見つめている、みーちゃんだった。
「僕を助けてくれてありがとう。...
「みーちゃん!なんでいるの?!」
みーちゃんはただただのどを鳴らすばかり。
「どーかしたの?」
一階からお母さんの声がした。
(みーちゃんがいるの、ばれちゃいけない!!)
瞬時にそう思った少女は、
「なんでもなーい!!」
と、叫んでいた。
「そう?それならいいんだけど・・・・・」
ばたばた...
さすがにばれると考えた少女は、元の場所にみーちゃんを置いてこようと思った。
「じゃあね。みーちゃん」
少女は少しのえさを置いて、名残惜しそうに立ち去った。
その背中を、みーちゃんはただただ見つめるだけだった。
その夜、少女は夢を見た。
みーちゃんが走って来て、少女のひざに乗り、
「みゃあ」
と、な...