「なんかさ、クラスメイトの女子を見てると、キモチワルイんだよね。積極的すぎってゆーかさ。髪染めて巻いたり、スカート短くしたり化粧したり。いかにもオープンて感じで、ヤダ。一概に悪いとは言えないんだけどさ」
ふーんなんていかにも気のない返事をしたけれど、ソレはつまりアレですか。
中学時代の...
日日是悪日
「なんかさ、クラスメイトの女子を見てると、キモチワルイんだよね。積極的すぎってゆーかさ。髪染めて巻いたり、スカート短くしたり化粧したり。いかにもオープンて感じで、ヤダ。一概に悪いとは言えないんだけどさ」
ふーんなんていかにも気のない返事をしたけれど、ソレはつまりアレですか。
中学時代の...
9月28日から10月4日までのランキングで、
109.46センチのアカメが入ってた。
ギリギリ100位。
初体験でビビった。
どうして我々は、色で区別をし、優劣を競うのだろう。
自分の色に、それほど誇りをもっているのか?
たかだか、所属する場所で生まれた違いだろう?
どうしてその色に矜持をかける。
今年の相手は、黄だった。
昨年までは、白、もしくは青の2色だった。
もう、私は疲れたよ。
こんな無意味な争いなど、参加したくな...
「や、付き合うとしたら寡黙(で美しい花のような人とが男の本望なのかな、って」
「で、さっきのセリフ? ……。何ソレ。私の名前が美しい花でミカって読ませることへの嫌味?」
美しい、なんて不似合なセリフ、コイツから聞けるなんて思ってもみなかったと半ば感心していた...
「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
不意に晴隆が口走った、そんな木曜日の午後。
『ぼたん(美人は三日で飽きる、)(らしいね)』
定期的に訪れる嬉しくもなんともない高校のテスト開催日二日目。
私と晴隆は公園のぶらんこに腰掛け、やることなしに佇んでいた。
シーソーに...