もうひとつの夏へ (7)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/08/31 04:19:33
「ほら、あのベンチ」
佳代がベンチを指差す。
想い出が蘇る。
確かあれは、佳代がはじめて僕にお弁当を作ってくれた時にすわったベンチだ。
その時は「普通に食べれる」なんて、いって激怒させたっけ・・・。
そのベンチには今じゃ屋根がついて雨宿りも出来るようだった。
佳代は僕をベンチまで引っ張っていって...
「ほら、あのベンチ」
佳代がベンチを指差す。
想い出が蘇る。
確かあれは、佳代がはじめて僕にお弁当を作ってくれた時にすわったベンチだ。
その時は「普通に食べれる」なんて、いって激怒させたっけ・・・。
そのベンチには今じゃ屋根がついて雨宿りも出来るようだった。
佳代は僕をベンチまで引っ張っていって...
「痛っ!」
女性の声が聞こえた。
そして、また僕の元へ飛んで帰ってきたキーホルダー・・・。
え?
エーーーーー???
慌てて上がろうとしてもつれて転ぶ。
靴を脱ぐのももどかしく、そのまま土足で上がってしまった。
こちらに背を向けている女性に見覚えはなかった。
でも、もしかして・・・。恐る恐る...
子供たちのにぎやかな声と、母親たちの冷たい視線に押し出されるように公園を後にした。
「さて、これからどうしよう」
そもそもこれは何なのだろうか?
夢?それにしてはリアルすぎる。
現実?こんな馬鹿げた現実があるはずがない。
どっちでもいいか。とりあえず、どっちであっても目的は果たせた。
それは間...
2人は宙に舞った。佳代を抱きかかえるようにして、左肩から地面に叩きつけられた。
衝撃を防ごうと、手を後ろへ伸ばそうと考えたが、結局佳代の保護を優先してしまった。
「痛ぅ・・・」
激痛のあまり、そのまま、のたうちまわり仰向けに転がった。
(ヒビくらいは入ったかもな)
牛乳と小魚は食べておくんだったと...
釣りに、行ってみたら、餌の名前が変わってました。
いつも通り50-0でやってみたらこの結果・・・。
メタカとザリガニしか釣れません。
どうやら釣れる種類が竿依存から餌依存に修正された模様。
どう見ても改悪です。
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