コトバ
- カテゴリ:音楽
- 2010/01/10 12:30:48
私はですねぇ、音楽が大好きなんですよ。
どの位好きかって言いますとねぇ
先日、キアヌが私にこんな事を言って来たんです。
「おとしゃん、このドラマの歌が気に入りました!」
テツの息子が観ていたドラマとは、ローカル局専用に制作されたドラマ「鉄道むすめ」。
鉄道に関わる女性たちの姿を描いたドラマで、内容も中々濃くて良かったんですよ。
それを息子のために録画してDVD化しておいたのです。
その主題歌で「阿部真央」なるアーティストの「want you DARLING」という曲を、キアヌは何となく気に入ったわけなのです。
聞くと、まぁ、なんですわ。
ガキ共の好いた惚れたの良くある曲ですわ。
楽曲は阿部真央自身の作でした。
19歳シンガーソングライター。
まぁ、こんなもんでしょう。
ところがぎっちょんキリギリス。
「want you DARLING」と言う曲。
シングルじゃなかった訳です。
彼女のデビューアルバム「ふりぃ」の中の一曲。
一曲だけDLする事も出来ましたが、どうせならアルバム全部DLしてCDに焼いてあげよう!と言う事にいたしました。
という訳でCD完成!
視聴してみました。
歌唱力はなかなかあるんですよね。
オープニングのタイトルナンバー「ふりぃ」は、10代の代弁的な初期の尾崎チックな感じ。
うむ、なかなか良いではないか。
私も10代であったなら、追いかけているかも知れないなぁ・・・と。
聞き進むと、ある曲のあるフレーズが私の中に不法侵入してくるのです。
「コトバ」という曲
http://chado123.blog107.fc2.com/blog-entry-3105.html
ふと、妻を思い出す。
私は妻に何を言ってあげられただろう?
病院から様態の急変を告げられ、駆け付けたときは既に旅立っていた妻。
何のコトバを言ってあげられず、何も聞いてやる事は出来なかった。
言わなければ後悔するコトバは、消えちゃった後にはもう届かないんだなぁ。
そんな事を考えていたら、不覚にもこんな19のおネェちゃんの書いた曲を聴いて・・・
涙を流してしまった。
私たちの使う意思疎通の方法で一番容易いコトバ。
しかしながら、正確に伝わらなかったり、時にはそのコトバの裏には別の意味を持っていたりもします。
そんなあやふやなコトバでも、言えなかった、あるいは聞けなかった事で、こんなに大きな後悔になる事もあるんだ。
阿部真央という少女の音楽から、そんな人間臭さを伝えられた気がしたのです。
って、その位、私は音楽が好きなんですよ。
私たち生きている者が、逝ってしまった人へ出来る事。
唯一のそれは、いつまでも覚えていてあげる事とそれから
いつでも思い出してあげる事。
その2つだけだと思います。
たったそれだけしか出来ないから、それだけでもしっかりとしてあげたい。
いつも、いつまでも、妻と一緒に居たいですから。。。
それでもねぇ、コトバがあったならどんなに救われただろうって思ってしまいます。
弱っちいですけどね。
いい曲でしたでしょう?
私も車の中で聞いています。。。
おぉ、考えてくださいましたか。
何か少しでも私の記事でお考えいただけたのなら、それ以上の幸いはございません。。。
たいした事は書けませんけどねぇ~。。。
失わんとわからんのよね、人ってヤツは。
まぁ、それだけ幸せってものが当たり前になっているのでしょう。
んなこと言っとるワシもですね
まさか妻が自分より先に逝っちまうなんて夢にも思わなかったとです。
まぁねぇ、伝わっていると信じていますが・・・
確認方法が無いもんでたまに不安になる事もありますがな。
私がアホな事を言ったりした時には、頭にタライでも落としてくれればいいのになぁと。
死後について、いろいろと言われていますよね。
輪廻転生するとか、永遠に天国に留まるとか、はたまた無になるとか。
まぁ、あらかた生まれる前の「無」に戻ってゆくのでしょうね。
しかし、人は生きている間に多くの「想い」を作っている。
その「想い」は永遠に残ると思うんですよ。
妻の想いはきっと、私に、息子に、家に、物に、文字に、いっぱい残っている気がします。
う~ん、私の心配よりも息子の心配だろうなぁ。
彼女の事だから、私にはいっぱい不満を残していると思います。
もっともっと幸せにして欲しかったのにぃ~♪
とか、言っていると思いますよ。。。きっと。
うん、そうだとええねんけどなぁ。
たまには「聞いてるよ~」とか答えてくれられないもんだろうか。
インターネットが天国に繋がるのは、いったいいつの事やら。
おぉ、マリーさん、一票入りましたよ~!
投票の帰りは出口調査にご協力を。。。
うん、私もそう信じていたい。
例えばね、いつかはそれを確認できる立場ならね、それでいいやって割り切れる。
きっと伝わってるって、それを信じて生きられるってもんよ。
しかしねぇ、私の場合それを確認する術が無くなってしまったのですよ。
だからね、言えなかったコトバや、聞けなかったコトバがね、とっても愛おしくなってくるんだなぁ。
だからこの娘の唄を聴いて、ついつい不覚を取ってしまったのですよ。
私の後悔はきっとね、一生持ち続けると思います。
自分を責めているというよりも、それを持ち続ける事で妻を感じられるような気がして。
まぁなんですわ、生きて行くためには後悔といった負の感情も上手に使わなきゃねぇ・・・。
追伸っちゃなんですが・・・
あの方はお元気でいらっしゃいますか?
笑顔を見せてくれていますか?
ご自身の足でしっかりと歩まれていますか?
長い事生きておると、気掛かりばかり増えて困るっちゃ。。。
ゴホゴホ・・・
言葉を遺さずに旅立って逝ってしまったひまわりさん。言葉を遺さない事で、心に残していった・・・心残りという形で。・・・いつまでも心に残してほしい・・・憶えていてほしいというメッセージなのかな。だからと言って、招き猫さんを縛り付けているわけではないとは思うのですが。
いつまでも憶えていてください。
ひまわりさんにコトバを言ってあげられなかったのは、ひまわりさんの心の中に招き猫さんを残したんじゃないでしょうか・・・。伝えていなくても、大切に想う者同士の気持ちは伝わっているのではないでしょうか。
なんか、ロマンチックにまとめてしまいましたね。良い歌でした。
↓みなさんのコメントもじ~んとして考えました。
感謝です。
声が聞こえてると、コトバを交わす嬉しさを忘れる。
失った途端に、その素晴らしさに涙する気持ちがあふれ出してしまいますね。
でもね、やっぱり何の手懸かりも無くても伝わる思いってあるはずです。
魂が信じあっているからね。
お互いに想っているんだもん。
常に全てが通じ合っていますよ。
だから、ひまわりさんにとってもね。
きっと、何かをして欲しかったというより
招き猫さんがどう生きていくのか
その方が、ずっと心配だったろうなぁと
わたしには思えます。
伝わっているはず・・・きっと・・・
そうじゃないよ!ちゃんと伝えなきゃ分からないよ!って
よく言われます・・・。
でも、私は、私はやっぱり
言葉は感じるものだと信じてる。
猫さんの気持ちは
風に乗って 誰よりも先にひまわりさんの元へと
届いたはずです。それが 家族であり 愛なのでは?
猫さんの色々な後悔は
いつなったら無くなるのかしら・・・
何も出来なかったんじゃないよ。
十分やったよ。
もう そんなに責めないでね。
約束☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜
今年も どうぞ良い年でありますように!
*曲聞きました。良かったです。
私も 音楽が大好きです ♬♪♫♪