みなさま、よい、あたらしい年を迎えられたでしょうか。

年末の忙しさが一段落して、おぉ、大晦日のご挨拶はなんとか出来る……と思ったのもつかの間、調子を崩してダウンした。
すわインフルか、と冷や汗が出たが、お馴染みの偏頭痛だった。

もともと偏頭痛持ちで、体のサイクルと気圧の変化、あとは疲れなどの不調で、鼻孔から眼窩の奥へ向けて菜箸を突っ込まれて側頭囓られるみたいに痛む。
大抵薬を飲んで凌いでいるが、予兆程度のときに「違うだろう」と甘く見たのがいけなかった。
酷くなってからだと薬もなかなか効かない、顔引きつって頭抱えたままで年を越した。

一年、こんな絶不調だなんて、嫌や～

実は臑に傷ありすぎで、あまりにグタグタ、物事進まなかった一年から脳味噌が尻に帆かけて逃げ出しかかっている、怠け心じゃないかと頭抱えつつ疑っていた。
日が変わって頭痛がほぼ治まると、どれだけ体調が悪かったか認識した。
嘘みたい。
頭痛くないって、こんなに快調なんだ。
いやもう、こんなことにならないように、セーブする、でもって基礎体力つけようと思う。

実はひっそり喪中なので、めでたがっていられない。
とはいえ、故人は享年三桁だったし、残った者が沈み込むのを喜ぶような人じゃなかった。
夫婦仲良く、多趣味・多彩で、進取の気質に富んでいた。
本当のところ、娘であるところのウチの母より頭が柔らかかったたように思う。
今頃、向こうで勉強に、手仕事に、先に行ってる連れ合いと旅行に、庭造りにと、忙しくしてるのじゃないだろうか。
あんな風に年をとれるよう、暮らし方を考える年頭にしたいな、と思う。

自分が思い通りにできる、完璧なんてことは間違っても望まないけど、流されて物事を追いかけるのではなく、自分で舵取りできるようにしたい。
ようやくこなすのではなく、丁寧にできるようにする。
楽しむ余裕、考えるゆとりを持てるようにしたい。

……それにはまず、整理整頓だろうか。
積ん読本と、入れる棚なく積まれている読了本の山、どうすべぇ?