お話の紙..5まいめ。 したはんぶん
- カテゴリ:自作小説
- 2009/11/30 01:48:37
日付変わって、したはんぶん~。
したはんぶんはチョット短いけど、コレで5枚目は終わりかなぁ。
ё..時空-トキソラ-の図書館 *page.5
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図書館を出ると外は真っ暗。
「槐珂、とりあえず先に落ち着き場所を決めとこっか。
なんか、もう真っ暗だし。なっ?」
ということで、ふたりは落ち着き場所=宿屋さんを探すことにしました。
ココはそんなに大きくない村だったらしく、少し歩くとすぐに宿屋は見つかりました。
宿屋はこじんまりとしてはいたが、温かみのある雰囲気。
「チ、チシキさん、よくこの世界のお金を持っていたものですねぇ…」
ふたりは部屋に案内され、落ち着いたところ。
槐珂はチシキがあたりまえのように宿の支払いをしていたのに驚きました。
チシキはセンコからあずかった、この世界のことが書かれている本を出し、
「お金なんてな、このページの… ココから、いくらでも出せるんだよ。
…ホラ、な?」
チシキは最期のページにある " トラブル解決役必読 " と書いてあるページの、
この世界のお金についてという項目を槐珂に見せます。
そして、そのページに貼られている封筒を開けて、
その口が逆さになるようにして本を軽く上下に振りました。
すると、チャラチャラとこの世界のお金がいくつも出てくるのです。
「うわぁ… すごい……」
「お金はいくらでもココから出てくるんだよ。
だけど、、、私利私欲のために使っちゃダメなのだ。
必要経費分とおやつ代くらいは使ってもいいカナ。
で…他に質問は?」
チシキは本を閉じ、フッと消してしまいます。
「あ… えっと、今のところ、ありません」
「よしっ。それじゃ、自由時間~♪
俺はチョット出かけて来るから、槐珂も好きにしていいぞ。
そのお金は槐珂にあげよう。お小遣い、おやつ代な」
ベッドの上に転がっているお金を集め、槐珂に渡しながらチシキは言います。
「あ、あ、あのっ、それじゃ、ボ、ボク図書館に帰らせて下さい……って、、、
行ってしまいました…。シクシクシクシク……」
チシキは槐珂の話も聞かず、さっさと部屋を出て行ってしまいました。
□..次ページへ続く~♪
コメントありがとう~^^
ふたりはとうとう、本の中に入っちゃいました。
宿屋さんも道具屋さんも、武器屋さんも1件だけしかない、
ホントにちっちゃな村なのです~。ドラクエ3のレーベの村みたいなイメージで。
トラブルを解決するためには、経費が必要ということで。
本がそれぞれ1つの世界だから、それぞれお金の単位も違うわけで。。。
トラブル解決役には、この機能を使う許可が出てるんです。
でも、不正利用したら、、、司書長さまにキツ~イお仕置きをされちゃうんですよ~。
すぐに宿屋が見つかってよかったです
お金がいくらでも出てくる本だなんて いいなあ♪
私にもそんな便利な本があったらなあ❤