人間万事塞翁馬
- カテゴリ:日記
- 2009/11/16 22:51:14
悪いことがあっても、それによって良いことがあるかもしれない。
いいことがあっても、その先に悪いことがあるかもしれない。
中学の卒業式の時、担任の先生が私に贈ってくれた言葉です。
あの時は、受験合格のことだけ考えて、本当馬鹿みたいでした。
周りを馬鹿にしていた本人が、実は一番あれだった。
童話にありそうな感じです。
今しかできないことをするのが一番。
今しかできないことって何だろう?
最近そんなことをよく考えます。
今しかできないと思っている時点で、もう終わっているのかもしれません。
大学の先生を見ていると、基本自由人です。
競馬に行ってみたり、休講にして海外旅行に行ったり、研究すら自分が好きでやっているんだから、とても幸せだと思います。
最近、就職活動に皆忙しくなってきて、1年前まで一緒に夢を語っていた友人達が、とにかくどこかに就職しないとと焦っています。
東京は寒いです。
人が冷たいです。
周りの流れに乗って一喜一憂して、どうなるんでしょう。
人のことより自分のこと。
こんなだから子供まで冷たくなっていくんです。
誰も悪くないけれど、誰もに責任があります。
いい加減、疲れました。
正しいものを図るものさしはありません。
だから人は自分のものさしを作り上げていきます。
他人と接して、それを曲げたり伸ばしたりして、人と同じようなものを作り上げていきます。
その「人」も誰かに接してそれと同じようなものを作ります。
こうしてどんどん同じようなものができていきます。
たまに変わったのに出会うと、一斉に非難するのです。
あなたのものさしは、私たちのと違う。
だからあなたのものさしは間違っている。
もっと私たちと同じように作り変えろと。
それでも変えようとしない人を、私は尊敬します。
その人は自分を知っているからです。
自分を知っているということは、他人をも知っているということだからです。
知るということは、内面に向き合うことだからです。
さっき、中原中也の詩を読んで、熊沢蕃山についての論文を読んで、そう思いました。
様々な困難もつき物ですね。。。
やはりどんな時も自分を持つことは必要でしょうね。