ありがとう
- カテゴリ:友人
- 2009/11/10 23:38:29
私が演劇をやっている事は、まのんはうすによく来てくれる人は御存じかと思いますが、まのん、一度辞めようと思った事があるのです。
今でも、何度自分にむいてないって思うけれども、辞めようと思った時、その時、ある出来事が起こりました。
もう3年前です。
ニコッと内では、まのんは年齢明かしていないのですが、スムーズに学校卒業してないので、みなさんが思っているよりちょっと年上だったり……f^^;
それはともかく、3年前の今日起きた出来事。
去年はまのんがまだニコッとに入る前だったので、絶対書いてないこと。
3年前の今日、友人が亡くなりました。
バイト先の年下の男の子で、気さくで、年下だから可愛くって……弟みたいな感じの子です。
みんなから好かれる良い子で、高校を卒業したら働くと言っていました。
両親が離婚していて、母方の祖母と暮らしていて、だから、卒業したら働かなければと想っていたのかもしれない。
でも夢があって、でも諦めて……。
その子の夢は声優になる事。
その夢を、進む前からあきらめていました。
そして、その夢を進むよう、背中を押したのは、皮肉な事に病気でした。
白血病……。
その病気がどんなに難病なのか、みなさん知っていると思います。
運良く薬で治り、そして、夢へと進んだのも束の間、すぐに再発し、通っていた学校を中退。
再び闘病生活に入りました。
今度は骨髄移植を受けられ、手術し、きっと良くなるだろうと思っていたのに……。
11月12日、私の元にメールが届きました。
「昨夜○○くんが亡くなり、明日の正午にお葬式があるそうです」
そのメールの日付は11月11日。
前日に同じバイト先の子から送られたものでした。
その日、11月11日は、従姉の結婚式。
11月10日は………
父の誕生日です。
その子の亡くなったその日、両親と兄が翌日の従姉の結婚式に一緒に行こうと、私と弟が暮らしていたアパートへ泊りにきていたので、父の誕生日を祝いました。
その子が亡くなった日に………。
12日の朝、出かける前にメールが届き、私は声をあげて泣きました。
両親と兄は前日に、従姉の結婚式が終わって直接帰ったので、家には弟しかいません。
弟が眠っている事を思い出し、私は声を抑え泣きました。
そして、メールを送ってくれた子に電話しましたが繋がらず、メールも返信が来ず、その日、私は当初の予定通りイベントへ行きました。
友人のお葬式に出ずにイベントに行くなんて、なんてひどい女なのでしょう。
でも、その日はスペースを取っていて、一度のみのサークル参加なので、現地着現地発送で委託します。と約束していたので、開場に知人の本が届いていたのです。
イベントのスタッフさんに連絡を取って発送していただいて、こちらの都合なので送料全額お返しすれば良かったのですが、友達と連絡も取れないからお葬式にも出られない。
それならイベントに行ってしまおう。と思ったのです。
行けないのなら……知人との約束を守ろう……。
最後のお別れ……できなかった……。
友達も、私に返信する余裕なんてなかったのでしょう。
お葬式が終わってからメールが来ました。
私は、このまま誰にも会わずに帰る事が出来ず、バイト先に行きました。
その日はその男の子が辞めてから入った子しかいなかったけれども……。
そして、そのころずっと体調が悪い子がいたので、食材を買って家へ乗りこみました。
ご飯を作って一緒に食べて……。
この子もその友人を知らないし、心配をさせてはいけないので、私は辛い顔を見せず、そのまま帰りました。
ただ、心配だから来たとだけ告げて……。
一人暮らしだから、もしこの子にも何かあったら、私は耐えられない……。
後日、おたふくかぜか何かだったと発覚して、一番辛い時に私が行ったらしく、風邪の子の御両親にもすごく感謝されちゃったけど、もし男の子が亡くなってなかったら行かなかったかもしれない。
その時、演劇辞めようと思ったけど、その後お芝居出来るところ探して入って、あの人に会った。
劇団の仲間にも会った。
元彼とは別れちゃったけど、あの人に会わなかったら別れるきっかけも無く、ずるずる付き合ってて、いまだに常にイライラしてたかもしれない。
亡くなった子に背中押されて、前に進んだ。
前に進めたのは貴方が亡くなったからなじゃない。
貴方が生まれてくれたから。
貴方が私と出会ってくれたから。
この恋は貴方が導いたんだから、空の上から応援してよね。
この夢は貴方が私を踏みとどめたんだから、空の上から応援しててよ。
でもきっと、貴方が生きていた方が、私もっと頑張れた。
だって、今日私泣いてるじゃない。
貴方が生きていたら、今泣いてる時間に何か出来たもの。
生きていれば、人の死にも出会う。
私が死んだ時、いつまでも泣いててほしくない。
だけど今日だけ、誰かまのんに胸を貸して下さい。
泣かせて下さい。
そんな事言われたら、人生諦められないじゃないですか(^^)
恋だって結婚だって、妥協できないですよ❤
1人だけど2人だね!
もし自分が死ぬ時に、その意思を誰かに渡せたら、その人の人生はその後も生かされているのかもしれないです。
自分の子供に先立たれた親の気持ちは、私には想像しかできません。
支える事すら出来ないかもしれないけれども、辛い時には傍にいます。
その子も成人していたら……。
まだ同じバイトをしていたパン屋にいます。
一緒に働いたお店は、区画整理でつぶされてしまったけれども、ずっと同じパン屋さんで働いています。
だけど、それはいつまでも引きずっているわけではなく……f^^;
きっといつまでも忘れない。
この友人も、もう一人の友人も。
風子さんの娘さん、頑張っている風子さんの姿をきっと空の上から見ています。
お葬式とかいけなかったかもやけど、その人の意思、ちゃんとまのんさんは生かしてる。 まのんさんにしかできないこと、まのんさんなりのやりかたで、ちゃんと生かしてる。 いなくなってからもそぉやって命を与えることができるんやね。
白血病を克服して元気に生きている人もいます。
なんで友達が生きられなかったのか……それは分かりません。
無駄な人生なんて無い。
私が私なりに、彼の人生を生かしてみせます。
でも……時々……めげそうになります。
生きていれば23歳です。
娘の成人式を見る事もできず、大きな買い物はお墓でした。
何年も泣いて、泣いて・・・・・
でも、あの子が遺してくれたたくさんの思い出に支えられて、前を向いて生きています。
きっとまたいつか、逢えると信じているから。
その時に、お母さん頑張ったねって言ってもらえるように・・・・・
金時豆が好きでした。
娘が恋しくなると、今でも金時豆を煮て、娘の写真の前に供えます。
まのんちゃんの想い、きっと、彼に届いていると思います。
頑張りましょうね。
楽しい時、美しい物を見るとき、おいしい物を食べる時、娘が一緒なんだって思う私です。
白血病か・・・
この病気の終わりは死しかないのかな。。
すごく、すっごく泣けてきました。
その男の子の死は、絶対に無駄ではなかったんですよね。
まのんさんの人生に、いい影響を与えているんですもんね。
泣けてきてしまうのは仕方ないと思います。
今日ぐらいは、思う存分泣いてもいいと思いますよ。
そして、涙をぬぐった後は、いつもの明るいまのんさんに戻ってください。
きっと、彼もそんなまのんさんを応援してくれるはずです^^