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きみのせかいのぼくのきみ ep2

目の前には謎の黒い獣。

「やめろ……こっちに来るな……!」

徐々に距離を詰めるその姿が光の槍に貫かれる。

「えっ……?」

「君……無能力者だね、こんなところで一人で……危ないよ。所属は?」

振り向くと銀髪、紫色の宝石のような瞳を持った同年代の少年。
「えっと……所属?」
「そう、どこの基地の人?」
「え?基地?」
「…………。」
呆れたような少年に、ハルトは財布をまさぐる。
「あ!身分証なら……!」
取り出すと少年はすぐに手に取る。
「帝等高校……。」
「そそ、今日が入学式で……。」
「東京都……。」
「うん!」
「……ふざけないで。」
「……えっ……?」
「東京都なんて、100年前に滅んでなくなったはずでしょ?」
「え……?え……?」
「分かった。君を基地に連れてく。ついてきて。」
銀髪の少年はそう言って背中を向ける。
ハルトもその足取りを追う。

静かな森の風景。

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