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月と、竹林のうた


あおい、しづかな、夜のひろがりに
いつのまにか、ひとすじの細い月が浮かんでゐる
竹の葉のさやぎのすきまから
その光は、こぼれるやうに落ちてくる
ぼくは、そのつめたい光をあつめ
小さな器にみたしてみたいとおもふ
きみと歩いた、あのとほい日々の
消え残るおもひでのように
風は、竹の小径をかすめてゆき
あおい影の、ふかい底に沈んでゆく
三日月は、ただ、やさしく
ぼくの、さびしい額(ぬか)を照らしてゐる

#日記広場:小説/詩




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