スターレス高嶋への共感
- カテゴリ:音楽
- 2026/09/30 12:24:43
FMで有名人が好きなアルバムを5枚紹介する番組があり、よく聴いてます。
俳優の髙嶋政宏氏は音楽通/キング・クリムゾン好きとして有名ですが、
彼の選んだ5枚のうち『RED』『宮殿』以外の3枚が興味深いものでした。
まずスロッビング・グリッスル『20 Jazz Funk Greats』に納得。
FAUSTやNEU!等のジャーマンやミュージックコンクレートを聴いていないと、
クラフトワークやYMO以上に驚くでしょう。私だと『Revolution #9』になる。
次にレヴェル42を流したのが意外だったけど、スラップ好きと知りこれも納得。
このバンド、超絶ベース以外にも聴きどころが満載でプログレ文脈でも語れる。
ホールズワースも参加したし。私だと『Lifetime』『Belladonna』になるかな。
そしてフリクションの『軋轢』を選んだところも世代的に物凄く分かる。
日本のパンクに人生を決定された世代なんですね、高嶋氏の世代は。
私だと高柳や阿部や山下3、ラリーズ、村八分、外道を選ぶことになるだろう。
既成概念をぶち壊す音楽、超絶技巧の音楽、反社会的音楽が選ばれていて、
楽器も弾く音楽好きとして、共感を覚える部分が非常に重なり嬉しい。
大切なのは、リアルタイムで受けた衝撃という点になるでしょう。
配信で関連付けられた古今東西の音楽をザッピング聴取する世代では、
こういう聴き方にはなりにくいし、選択も大きく異なる気がします。
音楽聴取も効率化と最適化の時代だから仕方ないんでしょうけど、
同世代の小節家、石田衣良氏がイーグルスのベストを紹介していて、
「時々、わりと良い曲を出すカントリーロックバンド」と捉えていたのも、
70年代前半の洋楽好きが思い切り首を縦に振る見解でした。また聴こう。
【蛇足】聴かれないであろう高中正義の同世代音楽
海外でも大人気のタカナカサウンド、これ自体は嬉しいニュースでしたが、
『真夜中のドア』を聴いたらオススメに出てきた、という話があった。
つまりシティポップ文脈なんでしょうね。では全く無関係な音楽を1つ。
ギター仙人として愛された鬼才、小川銀次が率いた『クロスウインド』。
デビューは79年頃だったかな。動画サイトで聴けますからお試しあれ。
クロスオーバーやフュージョンという範疇では語れない名バンドです。
ティポグラフィカやシカラムータ、摩崖仏レーベル系の音楽と近いし、
大友良英氏や菊池成孔氏の現在の音楽ともおそらく親近性があります。
小川氏のギターの超絶ブッ飛び加減はザッパ直系、カリスマ的音楽家です。
そうそう、高中氏の魅力のひとつは彼独特のピッチ(音程)ですが、
GARO『明日になれば』のスタジオ盤で、初期の彼の演奏が聴けます。
ライブテイクは柴山和彦氏なので、お間違えなきよう。


























