行列のできる店みたいな…
- カテゴリ:日記
- 2026/09/27 23:57:20
悪い方の話です。
自分は、カワセミの写真を撮っていると、罪悪感のようなものが湧く。
全ての生物で同様のことは言えて、悪い事をしているような気持ちがずっとついてくるのだが、特に、カワセミの撮影では罪だと感じてしまう。
少し話を飛躍させるのだけど、譬え話。
テレビで飲食店が紹介されて、翌日から行列ができるようなお店になる。
すると、これまでの常連客が来なくなり、店の人も、忙しいばかりで仕事の楽しみを見失って、廃業してしまう。
どの程度事実かわからないが、そういった話が聞こえてくることがたまにある。
話を生物の撮影に戻す。
公園でも、自然な場所でも、カメラを持っていると、そこには「有名な何かがある」と思う人が何人かいる。
通りがかりで、何を撮影しているのか聞いてくる人もいる。
逆に、他の人とは全く違う、誰も見向きもしないようなものを眺めながら考え事をしている時に、僕に「あそこにカワセミがいる」と教えてくれる人もいる。
悪気は無いのだろうが、僕は、カワセミだからと言って喜んで飛びつく人間とは違うのである。
僕がきっかけで人だかりができると、それが観察圧になって、野鳥が寄り付かなくなる。
自分一人で行動している分には、鳥に嫌われることも少なく、リラックスした姿を見せてくれることもある。
しかし、人が群がってきたら、その関係はおしまいだ。
カワセミは、もちろん写真に撮れれば嬉しいが、撮れなくても構わない。
僕の中では多くの生き物と等しく同じ価値だ。
他の人が興味を持たない生き物でも、写真に撮れれば嬉しいし、価値がある。
僕にはよくわからない感覚なのだが、どうもカワセミは、多くの人にとっては行列のできる店と似ているらしい。
(ここ何回かの日記で「観察圧」について書こうとしたが、どうやら、今回初めて、自分の言いたかったことが書けたようである)


























