うつくしい嘘のために
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/09/10 21:09:47
偽善のなかに息をひきとる街の
ひそやかな、あまりにひそやかな崩壊。
窓をひらけば、うつくしい嘘の雲が
あんなにしろく、流れてゆく。
ひそやかな、あまりにひそやかな崩壊。
窓をひらけば、うつくしい嘘の雲が
あんなにしろく、流れてゆく。
さよならを告げる小鳥たちさえ
きまった身ぶりの、きまった歌をうたい
私たちは、たがいのやさしさに甘えながら
しずかに、なにかを毀(こわ)している。
きまった身ぶりの、きまった歌をうたい
私たちは、たがいのやさしさに甘えながら
しずかに、なにかを毀(こわ)している。
(それなのに、なぜだろう
光の破片が、こんなにまぶしいのは。)
光の破片が、こんなにまぶしいのは。)
いちどすべてが、ひそやかに壊れてしまえばいい、
あの青い、はるかな空のむこうへ。
私たちは、透明な悔恨だけをのこして
またあたらしい、偽りの朝をむかえる。
あの青い、はるかな空のむこうへ。
私たちは、透明な悔恨だけをのこして
またあたらしい、偽りの朝をむかえる。

























