草原白露に寄せて
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/09/06 22:57:27
草の葉の そよぎのあとに
白い露のひとしづく――
それは夜のなごりのやうに
かすかなる ひかりを宿してゐる
白い露のひとしづく――
それは夜のなごりのやうに
かすかなる ひかりを宿してゐる
風はどこからともなく吹いてきて
冷やかな その肌をなでてゆく
私はおまへに語らうとする
だれもきいてゐないと知りながら
冷やかな その肌をなでてゆく
私はおまへに語らうとする
だれもきいてゐないと知りながら
おまへは静かにうなづいて
朝の光のなかに消えてゆく
夢のあとの やさしい幻のやうに
朝の光のなかに消えてゆく
夢のあとの やさしい幻のやうに
私の心にのこるものは
ただ一輪の記憶――
あかるい寂しさのなかに
ただ一輪の記憶――
あかるい寂しさのなかに
























