Nicotto Town ニコッとタウン

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星の降る浜辺


あんなに静かに降っていた 秋の雨が上がり
雲の切れ間から 深い夜がひらけてゆく
夕凪の海は いまや大きな鏡となって
降りてくる無数の星影を その胸に受けとめている
そこには だれの人影もない
ただひとりの わたしの影のほかには
岬のさきで 濡れていた風信器(ふうしんき)も
いまは銀の光を浴びて かすかにきらめきはじめる
冷たい砂に じっと佇みながら
わたしは見上げている 夜空からこぼれ落ちる
パステルカラーの またたく光のまたたきを
それは寂しいわたしの 心を満たすように
音楽となって 砂のうえに降りそそぐ
わたしはもう ひとりではないのかも知れない

#日記広場:小説/詩




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