落花(その後)
- カテゴリ:日記
- 2026/09/03 20:33:01
夜はどこまでも深く、私の部屋の天井は、もう宇宙の果てとつながっている。
あれから、どれほどの時間が流れたのだろう。
私はまだ、冷たい畳の上にじっと身を横たえ、指先ひとつ動かせずにいる。
私はまだ、冷たい畳の上にじっと身を横たえ、指先ひとつ動かせずにいる。
ふと、窓の外で、かすかな風の音がした。
世界は、私を置き去りにしたまま、平然と回っている。明日になれば、またあの眩しい太陽が昇り、人々は何事もなかったかのように、健康な「あいさつ」を交わし合うのだろう。
世界は、私を置き去りにしたまま、平然と回っている。明日になれば、またあの眩しい太陽が昇り、人々は何事もなかったかのように、健康な「あいさつ」を交わし合うのだろう。
ごめんなさい。
私はまた、小さく、夜の闇に宛てて呟く。
私はまた、小さく、夜の闇に宛てて呟く。
けれども、不思議なのだ。
あれほど私を苛(さいな)んでいた、あのじくじくとした心の傷口が、今は不思議と、ひんやりとした麻痺に包まれている。
「ごめんなさい」と言い切ってしまったのちの、この圧倒的な孤独。それは、寂しくて、哀しくて、それなのに、言葉にできないほどに、澄んでいて、美しい。
あれほど私を苛(さいな)んでいた、あのじくじくとした心の傷口が、今は不思議と、ひんやりとした麻痺に包まれている。
「ごめんなさい」と言い切ってしまったのちの、この圧倒的な孤独。それは、寂しくて、哀しくて、それなのに、言葉にできないほどに、澄んでいて、美しい。
私は、この世界の落伍者(らくごしゃ)だ。
まともな人間になれなかった、出来損ないの道化だ。
だが、落伍者には落伍者の、暗闇に慣れた目に見える、特別な星の光がある。
まともな人間になれなかった、出来損ないの道化だ。
だが、落伍者には落伍者の、暗闇に慣れた目に見える、特別な星の光がある。
うつろう心は、もうどこへも行かない。
底の底まで沈みきって、ようやく私は、静かな安息の場所を見つけたのかもしれない。
この冷たい美しさのなかで、私はただ、朝が来るのを拒みながら、静かに、静かに、まぶたを閉じる。
底の底まで沈みきって、ようやく私は、静かな安息の場所を見つけたのかもしれない。
この冷たい美しさのなかで、私はただ、朝が来るのを拒みながら、静かに、静かに、まぶたを閉じる。

























