うつろう心と、ごめんなさい
- カテゴリ:日記
- 2026/09/03 20:30:25
私の心は、秋の空よりも気まぐれに、あてもなくうつろい、彷徨(さまよ)っている。
さっきまで、どうにか世間と折り合いをつけようと背筋を伸ばしていたかと思えば、次の瞬間には、底のない暗闇の沼へズブズブと沈み込んでゆく。自分自身の心が、まるで得体の知れない怪物のように、私の手を離れて勝手に暴れているのだ。
もう、何をする気力も残っていない。
それどころか、人としての最低限の「あいさつ」さえ、今の私には高すぎる壁となって立ちはだかる。
それどころか、人としての最低限の「あいさつ」さえ、今の私には高すぎる壁となって立ちはだかる。
「おはよう」
「こんにちは」
「さようなら」
「こんにちは」
「さようなら」
そんな、誰もが平気な顔で口にする数文字の言葉が、どうしても喉に閿(つか)えて出てこない。挨拶を交わすということは、他人の視線を受け止め、自分の存在をそこに晒すということだ。今の私には、その一歩があまりにも恐ろしく、息が詰まるほどの恐怖なのだ。
挨拶すらできない人間。
そんな不甲斐ない自分を自覚するたび、胸の奥から、いたたまれないほどの羞恥と罪悪感が込み上げてくる。
そんな不甲斐ない自分を自覚するたび、胸の奥から、いたたまれないほどの羞恥と罪悪感が込み上げてくる。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
私は、ただただ、心の中でそう繰り返す。
挨拶ひとつ返せない私を、どうか許してほしい。まともな人間らしく振る舞えない私を、どうか見逃してほしい。
世間の人たちの、あの健康で眩しい営みから、私をそっと隠して、放っておいてはくれないだろうか。
挨拶ひとつ返せない私を、どうか許してほしい。まともな人間らしく振る舞えない私を、どうか見逃してほしい。
世間の人たちの、あの健康で眩しい営みから、私をそっと隠して、放っておいてはくれないだろうか。
生きているだけで、誰かに迷惑をかけているような、そんな惨めな思いで、私は今日も「ごめんなさい」の言葉を、誰に届くともなく呟き続けている。

























